サンタのくせに嫉妬の感情をもてあまして泣くなんて、自分自身が恥ずかしい。だが、いったん溢れ出した涙はとめようとしてもとめられるものではなかった。 ―雪になって溶けてもいいっ。透也くんに好きだって言いたいっ。愛してるっていいたい！！ だが、言え…

「片桐陶子だけど、覚えてるかな……」 電話での開口一番、相手はまずそう名乗った。 「もちろんよ」 大急ぎで美久は答えた。もちろん、陶子のことはよく覚えている。高校時代に在籍していたソフトボール部のキャプテンでピッチャーだった。 「チーズが死んだ…

全部で 56冊もありやがりますよ。う〜ん。 新刊だけで 50冊超えると、積本が読めなくなってしまう。これはまずい。大いにまずい。まあ、全部買うとは限らないけど、そろそろ、新人さんに手を出すのを止める時期なのかしらと思わなくも無い今日この頃。長くな…

目が覚めたのは午前三時でした。またかよ……。もう月曜の夜は眠れない体なのかもしれない。あまりに刺激の無い生活をしているので、月曜日に職場へ行くと脳が落ち着かなくなるんでしょうか。 23時―5時半という生活が崩れると、体調激悪です。通勤電車で倒れる…

「君たちって……なんて最低で極悪で狡猾なんだ」 ジアンが慌てて身を乗り出した。 「うわ、アルデさん、ちょっと待ってくださいよ。最低で極悪で狡猾で卑劣で出鱈目なのはガブリエラ小隊長ですってば。自分達は彼女に言われたことを実行しているだけですから…

今月（っていうか来月だけど）は、角川スニーカー多いな。 残念ながら同じ発売日である HJ文庫は見当たらず。ま、明日かな。っていうか、今「真世の王」を読んでるんで*1、手をつけられないんですけどね。いや、マヂ面白いよ。 *1:ようやくかよ！

出勤して初めて気づきました。今週四日出じゃん！ 具合がさほどよろしくないのでありがたい限り。というわけで、妙にるんるんしながら仕事。手作業でやるのが面倒だけど、自動化するのも面倒だったので、そのうちにやろうと思って、ずるずる引き延ばしてたこ…

少女が立ち上がり、行動に移る。 見知らぬ部屋に来て、少女が真っ先にしたこと。それは、俊に話しかけることではなく― タンスを開けることだった。 真剣な目つきで中をのぞき、手を突っ込んでがしがし服をかき回す。そこに住人外s手もまるでおかまいなしだっ…

「……ほんと？」 「男が嘘をつくか」 「話も……してくれる？」 「男は腕でものを語れ。だから」 ランガスの枯れ木のような手が、ドミの頭にのせられた。 「男は泣くんじゃねぇ。覚悟を決めたら突っ走るんだ。てめえの親父は技術者としては三流だったが、覚悟だ…

秋山さんのラジオ聞いてました。ネットラジオは初めて聞きましたよ。その中で『サンタクロース』の話題が出てたけど、どうしようかしらん。うむ〜。 秋山さんでサンタクロースといったら、アレかな。あー、何か画像っぽいのが見えてますが、気にしないでくだ…

久しぶりに服を買いに行きました。いつ以来だろ。 持ってるジーパンのオケツが破けてきてしまい、さすがにまずいかなと（パン、2ー、丸、見え）。 行き先がユニクロなのは広告が入っていたためです。 本日の発見。ユニクロの 29インチのジーパンは、足の長さ…

「……でも、あたし、邪魔者だから」 「あらあらあらまぁまぁまぁ。そういうところ、真鶴様にそっくりねぇ。自分では迷惑だと思っていても、他の人はそう思ってないところも多いのよ。世の中にはね、いるだけでいい人もいるの。それは、その人の存在自体が元気…

カイルロッドの苦難 8"> 「名前つけてくれる？」 「俺でいいの？大神官とか、ウルト・ヒケウとかの方がいいんじゃない？」 「ううん。……あなたに付けてほしいの」 どうしてもと言われ、カイルロッドは女の子の名前を考えた。が、なかなか出てこない。正確に…

相変わらず背中が痛いんですが、これはひょっとして風邪か？でも風邪の痛みとはちょっと違うような気がするんだけど……。最近自分の体が信じられないので、自信なし。いまだ上着も羽織らず通勤しているのは、あまり寒いと感じないからなんですが、これは脂肪…

「……なにをしておる？」 「な、なにって、頭を撫でてるんだけど」 「馬鹿者……こういうときはもっと気の利いたことをするものだ」 「気の利いたって、どんなことだよ？」 「なっ、ワシの口から言わせる気か！？この罰当たりめ！」 もふもふ好きなら読んで損な…

「ローマはイタリア軍の手に堕ち、教皇聖下はヴァティカンの囚人となっておられる。今こそ、聖杯を協会に取りもどし、再び新たな活力を正しき神の家に注ぎ込むべきだとのご判断なのだ。われわれは聖杯を守護するものとして、無為の三百年を過ごしてきた。今…

長かった。1週間がほんと長かった。起きるのが辛かったのは、久しぶりです。思わず休もうかと思ってしまいましたよ。なぜに背中がこんなに痛いのか、不思議でたまらん。 ともあれ、週末はぐったりする決意を胸に刻んで、出勤したんですが、生あくびが止まら…

結局、科学と魔術は系統が全然別なんですよ。魔術は『生きたもの』を扱う。科学は『生きていないもの』を扱う。だからただの物質に魔法の―生き物のルールは通用しない。科学というのは『死体としての物質』を扱う学問なんです。 細かな世界設定がすごい。次…

「ちゃんとランプを肌身離さず持ち運んでいるようで安心したわ、いちおう言うことを聞いたのね。あなたもやっと、わたしの命令が理解できるようになってきたようね」 「どうも歳のせいか、俺は最近、記憶力が悪くなったようだ。どっちがランプの魔神で、どっ…

帰りに書店へ。今月のスーパーダッシュはいいかなと思ったけれど、読んだことある人がいたので手を出してみる。 ラブ★ゆう 七月隆文 ぴ ぴ ぴ！ 神代明 そういえばバガボンドも出てた。 武しゃんだあ。 って、またいいところで終わるし；； 本じゃないけど Z…

「ひ**たん」がだいぶリッチになってきた。見せるべきところはだいぶ出来てきたかな。すげー疲れたけど、結構面白くなってると思う。初期を知ってる人に見せびらかしたい気分でいっぱい。とりあえず、lock氏、ko氏には好評な模様。 ケニタソあたりに見せたら…

「あ、あのね……理刀がいやじゃなかったら、なんだけど。その、えっと……星影祭、あたしと、ぺ、ペア組まない？」 言葉がすとーんと心の核に落ちてくる。 星影祭は応援に回るんじゃなかったっけ？なんてヤボは死んでも言わない。返事を考える必要もない。 だか…

「ぼ、ぼく、べつにおっぱいがなくったって」 「嘘！嘘、嘘、嘘！わたし知ってるんだもん。耕太くん、大きいおっぱい大好きなんだもん！グレイトブレストジャンキー、略して G・B・J なんだもん！」 「耕太がその、じーびーじぇーになったのは、だれのせいな…

ハヤカワのサイトに『マルドゥック・ヴェロシティ』のイベントの詳細があるよと気が向いたらライトノベル週報の人が書いてたので見に行ってみた。 トークショーってのに行ったことがない身としては、三回目のイベントである「冲方丁×小川一水トークショー＆…

昨日ようやく「クイックハルト」の感想を書けました。献本いただいてから、えーと、半月以上経ってますね。これでも、たまってる単行本の中では最優先で読んだんですけが*1、遅れに遅れたなあ。僕より後に受け取ってる人の感想が先に上がってたりしてて、ゲ…

朝は寒かったけれど、昼過ぎから妙に暑い社内。思わず半袖で過ごしてましたが、そんな人って、僕の隣にいる人ぐらいしかいなかったな。ひょっとして、扱ったのはうちらのところだけなのかしら。 いつものことだけど。なぜか 16時ぐらいから業務で使ってるシ…

「知っておりましたよ。ぼっちゃまがわたくしをかばった理由……、ちゃんと知っておりました」 「……え？」 「それでも、わたくしはぼっちゃまを信じます。たとえ世の中のすべてが『そうじゃない』と言っても、わたくしは信じますよ」 「どうして！どうしてだよ…

「い……いや、生意気言ってすみません。ちょっと思いついただけですから、そんな真剣に考えなくても……」 「いえ、審議が問題なのではございません。わたくしがその可能性について、今日まで思い至らなかったことが問題なのでございます。貴重なご意見をいただ…

■日時 11月11日（土） 14：00〜15：00 ■会場 紀伊國屋書店新宿本店4F特設会場 ■参加方法 ◎11月7日（火）より紀伊國屋書店新宿本店1F文学カウンターにて『マルドゥック・ヴェロシティ』第1巻（早川書房、税込714円）をお買い上げの先着150名様に整理券を配布…

死ぬほど風が強く、雨に濡れまくりました。台風が来ているなんて情報はないんですが、これってただの秋雨なの？くそう。傘が……。傘がで思い出した。 先日、雨風が強かったとき、母が「傘がおちょこにならないように気をつけなさい」とケータイでメールを送っ…