2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

愛玩王子

「王子のお嫁さんになるヒトは、幸せだね……」 場違いだと解ってても、小さく微笑んだあたしに、王子は噛みつくように叫んだ。 「もらってるっ!お前がそれでいいなら、いくらでももらってやるから、諦めるな……っ」 まさか、男性キャラに萌えるとは思いません…

恋のドレスと運命の輪 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー

「……昨夜のことは、忘れてください。わたしも……忘れますから。酔っていたんです」 シャーロックの瞳が、クリスを見つめている。どこか怖いような、深いまなざしだった。 クリスの胸がずきんと痛む。 「俺は、忘れないよ。きみも忘れないで欲しい」 相変わら…

永遠はわが王のために ミゼリコルドの聖杖

「そこへいくの?マウリシオ」 「いいえ、行きません」 彼はアルフォンスを地面に下ろして、その前にゆっくりと膝をついた。 「ずっと殿下のお側におりますよ。いつまでもいつまでも、この命がつきぬ限り、永遠に……」 そうして、小さなアルフォンスの手を取…

2007年6月の読書記録

6月の読了冊数は69冊でした。……って、30日しかなくて、祝日があったわけでもないのに、この冊数はなんだ!?しかも実際には感想書いてない作品もあるんだから、読んでる冊数としては、もっとおおい。おかしすぎる!まあ、ライトノベルばかり読んでたってこと…

降りそうで降らない空の下でGET

降るのか降らないのかはっきりしたことがわからない天気でしたが、ここは一発出かけようと家を出る。目指すは 「栄松堂書店蒲田東急プラザ店」。目的はもちろんあざのさんのサイン会の整理券です。いやあ、蒲田は遠いわ。往復したら、本が1冊半読めましたこ…

マリア様がみてる フレーム オブ マインド

「楽しかったでしょ?」 蔦子さんが振ると、笙子ちゃんは「少し」と言った後、舌を出して笑った。 「いえ、かなり」 ― と。 マリみてらしい雰囲気とらしからぬ雰囲気とで、楽しめた短編集でした。蔦子×笙子話がもっとみたい!→ 感想

秘曲 笑傲江湖 1 殺戮の序曲

「座って闘えば天下第二、はって闘えば何位かな?」 笑って言うなり、スックと立ち上がった。令狐冲の方もアハハと笑っている。 「あんたの負けだ!」 「クックッ、そんな無様な負け方をしたくせに、俺の負けだと?」 令狐冲は地面に伏したまま訊ねた。 「さ…

本日の購入本

ファミ通・HJ・角川靴の新刊購入。 [Amazon][bk1] [Amazon][bk1] [Amazon][bk1] [Amazon][bk1] [Amazon][bk1] [Amazon][bk1] [Amazon][bk1] [Amazon][bk1] [Amazon][bk1] [Amazon][bk1] [Amazon][bk1] [Amazon][bk1]買いすぎだからと内なる声が聞こえてきそ…

蒸し暑すぎる金曜日

目覚ましセットし忘れたおかげで寝坊しましたが、なんとかセーフ。ってほど、遅くなってないか。朝のブラウジング時間が無くなった程度でした。外でざわざわやってた連中がいたので、起きてしまったわけですが、今日だけは勘弁してやる。昨日は、誰かさんが…

王の星を戴冠せよ バルビザンデの宝冠

「たしかにおめえは王としては劣等生だったかもしれねえが、今は自分の非に気がついて困難に立ち向かおうとしている。それで十分じゃねえか。大切なのは正しいことじゃない、間違いを素直に認めることさ。それができなかったばっかりに英雄になれなかった者…

PiPit!! 〜ぴぴっと!!〜

「でも……ちょっと違うんじゃないかなぁ。そういうことじゃないと思うんだけど……あー、でも」 清香は髪の毛をガリガリと掻きむしった。 「でもでも。そういうところ……好きだ」 のほほんとした雰囲気が好みでした。 → 感想

Amazonでライトノベルの書影が出てこない

去年ぐらいまで、電撃の書影はAmazonで出てこないってことはあったんだけど、最近は普通に書影が使えたので、bk1のブリーダープログラムが終わるなら、Amazon一本でもいいかなという気持ちがありました。ちょっとだけね。ところが、今月はMFとSDの書影が全滅…

本日の購入本

コバルトとルルルとその他もろもろ。 [Amazon][bk1] [Amazon][bk1] [Amazon][bk1] [Amazon][bk1] [Amazon][bk1] [Amazon][bk1] [Amazon][bk1] [Amazon][bk1]HJはあったけど、スニーカーがまだなかった。っていうか、ファミ通より先になんであるかねHJ。まあ…

100万PV突破

どうやら昨日booklines.netのPageViewが100万を突破したみたいです。訪問してくださった方々に大感謝。今のような読書ペースをいつまで続けられるかわかりませんが、今後もよろしくお願いします。それにしても、約一ヶ月前に「100万PVいくまでにはリニューア…

意外に多い登録数

梅雨って明けたんだっけ?と尋ねたくなるぐらい良い天気。こんな日に休んだ人は、何をしてるんでしょうね、と思ったとか思わなかったとか。そういえば、仕事のことでケニタソと話をしましたが、その際に「おまいのとこは、体調悪い話か、萌え本の話しかない…

グラスホッパー

「その頁を読んでみろ。こう書いてある。『そして、誰よりも自分をうまく欺せる者が、誰よりも楽しく暮らせるってわけですよ』どうだ、あんたは自分をうまく騙してるか?」 「俺は、自分を騙しちゃいない」 「だから、楽しく暮らせねえんだな」 爽快感を覚え…

姫様とオレ様とカゲトリバコをめぐる覚え書き

「だって、死ぬまで守ってくれるってことは、アーウィンがあたしをお嫁さんにしてくれるってことだよね?」 「!」 予想だにしなかったことを言われた。アーウィンの顔はそう如実に表していた。すっかり素に戻ったアーウィンがうろたえながら聞き返す。 「お…

どちらの作品も面白かった身としては嬉しい

25日発売の『渚フォルテッシモ』に、早々と重版がかかりました! ありがとうございました。 http://zakki.kizaki.hacca.jp/?eid=635468 担当さんから電話をいただきました。 「姫宮さんの中の人」が増刷するみたいです。 月見草平の日記 : 増刷するみたいです…

暑すぎて倒れそうでもLIBROへ

今日は例の日ってことで、帰りに池袋に行く。同僚や秋山さんの言葉を胸に刻みながら、目指すはLIBRO。 人が多くて邪魔だと思いましたが、一番邪魔なのは、道がよくわからず、うろうろしてた僕かもしれない。幸いなことに、案内図を見つけたので、その通りに…

姫宮さんの中の人

「で、でも、オレ、見ちゃいましたから。生徒会長の割れた体の中に……」 「中に?」 「……中に女の子が入っていたのを」 「『中の人』など、いないっ!」 ほんとに中の人だとは!さてさて、どうなっていくのかしら。→ 感想

渚フォルテッシモ

「まさかと思うが、ラーメンが好きなのか?」 その言葉は爆弾なみの破壊力があった。渚の顔が真っ赤になった。 「そそそそそんなことないけど!あんな下品でチープな食べ物!ででででも、あんたがどうしても食べたいって言うなら、付き合ってあげてもいいけ…

夜空の双子座に紅いバラ

「お姉さんや、吸血鬼なのか人間なのか、そんなことがきみたちに関係あるのかね。妹さんが自分とは違う種族だと、愛し続けることはできないのかね。違うだろう?」 真理はゆっくりと老紳士の方を振り返った。 「親御さんの庇護を離れてでも、妹を守り抜くと…

妹尾ゆふ子さんの新刊「鋼鉄三国志 呉書異説」は 7月27日発売

妹尾さんファンとしてはうれしい限り。 今年四月より放映中のアニメーション『鋼鉄三国志』のノベライズですが、例によって原作の「前史」となります。アニメ本編のファンのみなさまにはもちろんのこと、アニメをご覧になっておいででないかたにも、それなり…

書店の対応早すぎ

相変わらず体調悪し。吐き気まではいかないものの、吐き気の元となるようなものが、体の中に溜まってる感じ。回復までどれくらいかかるかしら。いろんなところで、今のうち手に入れとけリスト(朝日ソノラマ編)を見かけたので、これはぜひと、帰りに近所の…

けんぷファー 4

「立派といえば立派ね」 「ふん」 「まだ私のものにするには色々足りないのね」 「なに?」 「なんでも」 新たなるケンプファーと、会長の怪しい動きに引き込まれます。→ 感想

ウェディング・ドレスに紅いバラ

「まちがえないでね、先輩。これはわたしの初仕事なのよ。先輩は後見役にすぎないの。いくら有能な打撃コーチでも、自分でバットを持って打席に立っちゃいけないのよ」 「……などと、りっぱなことを言うからには、ヒットを打つ自信があるんだろうな」 「あら…

かのこん 7 さよなら、オオカミ

「― 耕太」 「は、はい!」 「耕太にとって、わたしはなに?」 「……え」 「耕太にとって、わたしはどんなソンザイ?たとえば、ちずるは耕太にとってコイビトだよね。じゃあわたしは?わたしはなに?アイジン?ただそれだけ?」 う〜ん、ちょっと微妙。→ 感想

具合の悪い月曜日(毎週のこと)

なぜか下痢ググだったりして、すっげー具合悪い。どうしてくれよう。そういえば、姉が下痢から吐き気方面の風邪を会社からもらってきてたなあ。まさか!?いや、たぶん、社内のクーラが聞きすぎてるのが原因だと思うけど。そうに違いない。そう願う。 いい加…

ラブ★ゆう 3

「ひょっとして、お兄ちゃんのことが好きなんですか?」 「!!そ、そんなわけないでしょう!!神田俊が誰と付き合おうが、わたくしにとってはどうでもいいことですわ!!」 「よかった……じゃあ、いいんですよね?」 撫子が絶句する。 ツンデレの悲しい性だ…

キスとDO-JIN!お兄様はTAXフリー!?

「ところで、七海さん」 「はい?」 「うちの兄は、攻かしら、受かしら」 「そうですねえ、それは……ってえぇ!?」 生返事をしていた七海は、描きかけの原稿に走らせていたペンを落としそうになった。 (なまもの萌えとは、なかなか業が深いです) 腐女子な…