2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

彩雲国物語 黎明に琥珀はきらめく

孫尚書は若い王が嫌いじゃない。うまく育てば、いい王になるかもしれないとも思う。 でも、もう遅いのだ。 駒はそろい、時はきた。 藍楸瑛が紫劉輝に夢を見るように、孫陵王は旺季に王の夢を見る。 弱い者が切り捨てられることのない優しい夜の夢を、見るの…

BLOODLINK 雪花 (下)

「君、なんて名前なの?」 横殴りの風が吹き、彼女の髪が頬に巻きついて、そっと離れた。 「果南」 と、眩しそうに目を細めて、彼女は言った。 「南の果てって書いて、果南」 シリーズ当初のような勢いはなかったけど、ラストはちゃんともってきてくれて、グ…

疲れきって帰宅

連休前だから楽かと思ったら、月跨ぎ問題のが大変なのか。飛び交うメールを追ってたら一日が終わった気がする。すっげー疲れた。 明日から五月ということで、いろいろ変わることがあるんだけど……、まあ、いいや。あの件は六月になってから悩もう。

“文学少女”と神に臨む作家 上

「井上の家に、行ってみたい」 「ぼくの?」 「だだだだだ、ダメだったら、いいんだけどっ。どーしてもってわけじゃないし。映画でも水族館でも、あたしは全然―」 くすりと、思わず笑いがもれる。 「いいよ。ぼくの部屋なんか、なにもないけど、それでよけれ…

ドラゴンクライシス!ローズの覚醒

「リュウジ!リュウジだー!」 飛びつくようにして、ローズはリュウジに抱きついた。 「ぎゅっして、リュウジ!」 もう照れなどなかった。 竜司はただただ、力いっぱいローズを抱きしめた。 愛しい、僕の少女。 もうちょっと無邪気なお話になってくれたほう…

ブログでやろうとしてること

他のブログ主の人達はどんな事をやろうとして、どんなことをやらないようにしているのでしょうか。 やろうとしている事/やらないようにしている事 - ブログというか倉庫 「やろうとしている事」といったら、毎日更新ぐらいかしら。ここ三年間で更新しなかっ…

風邪気味

目が覚めたら、10時過ぎてた。ありえない。 どこかに出かけるという気にもなれないので……っていうか、なんか風邪引いてるっぽい?喉が痛いし、鼻水出てるし。うーん。なんでだろ。毎週のように、どこかの飲み会に出てるのが、体にたたったか?今日の読書は「…

アストロノト! 3

「それに、ご、ゴメンっ、あたし、い、今、ドキドキしすぎちゃって、き、き、キスされたらきっと死んじゃうっ。キスは……あたしが身構えてないときにして。地球に帰る前なら、ど、どんなタイミングでもいいからっ」 「りょ、了解っ!」 ニヤニヤ度満載なスト…

アキカン! 5缶めっ

「サイコーの光景があるんなら、写真なんかに撮ってねえで、みんなを引っ張ってきて一緒に見たほうがサイコーに楽しいに決まってるじゃんか」 カケルは胸を張りながら悠然と手を広げてみんなを示した。 「思い出に残したいなら、みんなの心の中に残せばいい…

休みの前日の月曜日に飲み会

月曜といえば、一番だるい日なんだけど(週末引きこもることの多い身としては、視界が広がるとくらくらくる)、明日休みだってことで、なんとか頑張ってきた。 よし、今日は帰ろうとるんるんしてたら、飲み会やるぞと誘われて(しかも断れない人に)、気づけ…

けんぷファー 7

「なによあんたたち、付き合ってるわけ!?」 「付き合ってない……」 「付き合ってないわね」 俺の台詞に雫が言い添える。助かった、と思ったらやっぱり違った。 「これから付き合うことになるから」 「きゃー!」 やばいぐらい会長がかわいいんですけど!ク…

戦う司書と終章の獣

「つまるとこ俺たちは、戦うしか能のねえ馬鹿どもだ」 ミレポックは、なんだか妙に楽しくなって答えた。 「その、戦うしか能のねえ馬鹿どもを、なんていうか知ってますか」 「知らんのかミレポ。武装司書っていうんだよ」 武装司書のプライドと、ハミュッツ…

ぷいぷい! 8

「だって……座堂先輩、新木先輩のことを好きですよね?」 「えっ」 シエラの顔が、ぽっと赤くなる 「ままままままままさか!ちちちちちちち違うでごさるわよっ?」 「混乱すると語尾が乱れるクセ、どうにかなりまえせんかね……?」 「と、とりあえず百歩ゆずっ…

今週の購入予定本

っていうか、ほとんど先週のうちに買っちゃったのでないよなあと思ったら、コミックがあった。 04/28 頭文字D 37 [A][B] 05/02 花に嵐の喩えもあれど 魍魎の都 本宮ことは [A][B] ハチワンダイバー 7 [A][B] 会長はメイド様!5 [A][B] たぶん、こんな感じで。

引きこもって部屋の掃除

既に旧番もってるからいいやと思ってたのに、読丸さんの感想読んでたら、現代魔法が読みたくなって、どうしようかなーとTwitterでつぶやいたら、トンボさんに、現代魔法の新装版はお勧めと言われたので買うことにした。積み?いまさら一冊増えたぐらいで(ダ…

紅 kure-nai 〜醜悪祭〜 (下)

「銀子。今の仕事が片付いたら、デートでもしないか?」 「どこで?」 「どこでって……それは、まあ、美術館とか映画館とか、植物園とか、いろいろあるよ。買い物や、公園を散策するのでもいいし……」 「美術は興味がない、映画はレンタルで充分、植物園は嫌い…

きゅーきゅーキュート!7

「とにかく、このまま気づかないフリを続けましょ」 キュートは、理刀の手をつかんで「気づいてないよ?」というフリをして歩き続けた。 そこでふと、別のことに気づいた。 あ、理刀と……手……、つないでる。 どの女の子とのデートもすっごい楽しかった。次は…

読書漬け

bk1からファミ通とオイレンが届く。[Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1]気づけば、MF、SD、ファミ通、スニーカー、ビーンズ、ルルルが山積みされている週末。まあ、その分、来週ほとんど出ないから……出ないよね?あるとした…

月光のカルネヴァーレ 白銀のカリアティード 3

「復讐はなにも生まないぞ」 「当たり前だ。俺が何かを生むとしたら、それは復讐の後だ」 これは素敵にハードボイルドな物語でした。ラストに思わず、ぐすん。→ 感想

マーベラス・ツインズ 3 双子の運命

「だからいまのところ、この天下に最強の悪人はいないってことになる……」 「延々と話してそれが結論か。くだらん!」 「いまは、まだいない。でも、もうすぐ現れるんだよ」 「いったい誰なんです?」 「いま泣いている、赤ん坊だよ」 まったくもって悪人谷に…

本屋がない

金曜日になると、もうちょっと時間があれば……と思ったりするんだけど、たぶん気の迷いに違いない。実際、帰ろうとして駅まで歩いていると、すっごいだるいし。こんなんだから、新しい場所にいるにもかかわらず、本屋さん探しとかしないんだよなあ。まあ、新…

スプライトシュピーゲル4 テンペスト

「逃げる者を追いかけて殺すなどという真似はやめて下さい!ここはいったいどこなのです!どこの紛争地帯なのです!ここはあたくしたちの都市ではないのですか!彼らの国の指導者を裁く場ではないのですか!その行いに値する都市であるべきではないですか!…

本日の購入本@bk1

スニーカーとビーンズとルルルなど。[Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1]オイレンはまだー?

雨が多いなあ

ぎりぎりもつかなーと思ったけど、ぎりぎりで降られた。霧雨……じゃないんだけど、傘差してても濡れる雨でした。降るならちゃんと降りやがれ。今日は例のあれをようやく手放し……まではいってないか。手を離れる準備ぐらいまでになってきた。あともうひと踏ん…

らじかるエレメンツ

「責任?それがどうしたって言うの?っていうか、責任って何さ?部長だからとかいう理由だけで嫌々やってる部活だったら、そんなもんなくした方がいいって言ってんの。そんな気持ちで部活続けられたら、こっちだって気分悪いって言ってんの。分かる?わたし…

L 詐欺師フラットランドのおそらくは華麗なる伝説

「でも……みすみす殺されに行こうってんですよ!?せめて止めてやるべきだった!」 「止める?馬鹿を言うなスクィージ君」 なお食い下がる部下に、ブロックは顔も映りそうな真っ白な歯を剥き、笑う。 「恋する若造を止める法など、ありはせんのだよ。この開拓辺…

本日の購入本

[Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1][Amazon][bk1] 紅 醜悪祭 下 [A][B] 戦う司書と終章の獣 [A][B] アキカン! 5缶めっ [A][B] ドラゴンクライシス!ローズの覚醒 [A][B] こんなに買っていつ読める…

早々に帰る

やっぱり疲れていたらしい。朝はともかく昼過ぎからぐったりモード。まあ疲れだけならまだしも、頭痛が激しくなってきたので、今日は早く帰ろうと、仕事をチャチャっと片付ける(後日に回すともいふ)。 明るいうちに、会社出たの久しぶりな気がする。

キルゾーン 激突

「さあ、どうする。最後のチャンスだ」 従うか、死ぬか。 キャッスルもまた、折れた銃身を構え、にやりと笑った。 「選ぶのはただひとつよ。おまえを倒して生き延びる」 その方法しか知らないから。 そうやって、生きてきたから。 ようやくの再会でホッと一…

紅牙のルビーウルフ 7 君に捧げる永遠の花

「ルビーウルフ!」 寝室に踏み込んできたジェイドは、なぜか肩で息をしていた。ここまで走ってきたようだ。 「どうなさったの、そんなに慌てて。何かご用?」 うとうと眠りかけていたせいか、少し声が掠れている。こっそりと咳払いをして、ごまかすようにキ…