2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

鳥籠の王女と教育係 姫将軍の求婚者

「そんなに憂鬱でしたか」 「だって。現実が肩にずっしりじゃないですか」 「憂鬱の味を少々知るのも悪くありません」 ゼルイークの突拍子もない発言に、エルレインは眉をひそめた。問う前に答えが返る。 「憂いは人を美しくしますからね。どうりでお綺麗に…

魔王城三限目

「せんせ……ボク」 涙は止まっていた。だけど鼻水が流れて、汚い顔だった。 「助けて……ううん、助けたい」 力の強さを自覚させ、前を向かせようとするエイゴとそれに応える魔人の子供達のやり取りがとても素晴らしい。その繋がりを「魔人」と一括りにして正義…

これ、そのまま、らのさいっ!でいいんじゃね?

clomieなんで俺はブラのサイズ表を眺めているんだろうlinkokiyama@clomie 着るためlinkclomie@okiyama そんな完璧な女装するの俺!?linkclomie@okiyama @esoragoto もともと無い胸を作るパッドってあんのかなあ?linkokiyama@clomie パッドはめてがんばれ!…

2009年10月31日の日記

いつものように本を読んで一日を過ごしていたんですが……なんで読んだ本が行方不明になるんだろう。たしかに崩れた本とかを片付けていたけれど、それに紛れ込むとか有り得ない。探しても見あたらないとか有り得ない。 とりあえず本が無いと感想が書けないので…

獣の奏者(2) 王獣編

「でも、もし、そのわたしの判断が、彼らが信じているように災いを招く可能性があるのなら……」 声がかすれた。 「災いが芽吹いたとき、自分一人が命を捨てれば、それをくいとめられるのだ、と思うことができれば……わたしは自分の意志を貫くことができます」 …

熱の城 GLASS HEART

「桐哉はそういうふうに歌うの?」 藤谷さんが眉をひそめて訊いた。 「腹から喉から待った無しであふれてきたモンを歌うしかねえんだよ。オマエはまだ自分守ってんだ、おしとやかに壁に隠れてんだ、出てこいよ」 「今さ」 藤谷さんがまじめに見上げて、きき…

2009年10月30日の日記

ようやくtwitterのリスト機能が来た。けど、何に使えばいいんだろ。クライアント経由でしかアクセスしないから、Webから見ることないもんなあ……。ちなみにiPhoneでTwitterをする際のメインアプリは Tweetie 2 を使ってる。見やすいし操作しやすいしフォロー…

我が夢に沈め楽園(下) 魔術士オーフェンはぐれ旅(12)

「分かんねぇことだらけだな、この街は。東部は魔境―ホントかもしんねぇな」 何が起きているのかというもやもやがずっと続いてたけど、そういうことか。「エリス」を思うと、シーナの内面が感じられて、結末が切なくも狂おしい。→ 感想

獣の奏者(1) 闘蛇編

「エリン、おかあさんがこれからすることを、けっしてまねしてはいけないよ。おかあさんは、大罪を犯すのだから」 なにを言っているのかわからず、エリンは母を見ていた。 母は、微笑むと、エリンの頭を片手で抱いて、言った。 「生きのびて、幸せになってお…

2009年10月29日の日記

「今日は絶対定時で帰るから」と同僚に言い放ち、そのとおりにダッシュで帰る。直前にちょっとしたハプニングがあったけど、気づかなかったことにしたのは内緒にしておこう。 向かうはリブロ池袋。以前に言ったことがあるはずなのに(っていうか、以前にサイ…

冒険者たち GLASS HEART

「つまり、ステージで力をセーブすることは考えていないわけですね」 「何のために?」 藤谷さんが真顔で答えた。 「不可能だよそんなこと」 全国ツアー物語。マネージャの源司さんがいい味出してるなあ。こういう人がいないとテン・ブランク回らない気がす…

聖鐘の乙女 夏の王と秋の女神

「……お前も知ってるんだろ?『女神の贈り物』ってヤツなんだけど」 (やっぱり−!) 「なんでも、ラシード先輩が企画してて、全員参加っていうんだろ?寮に戻ったことがわかったら、イヤでも巻き込まれるじゃん」 「そ、そりゃそうですけど……」 「なんで俺が…

2009年10月28日の日記

さりげなく支倉さんをフォローする朝。そういえば以前リッパーさんをゲームマスターとしたTRPGをやったときの何かの名前がハセ・クライスナーだったのを思い出したけど、あれなんだっけ?もうひとつ朝から衝撃を受けたのは、「製鉄天使」の特設サイトを見た…

我が夢に沈め楽園(上) 魔術士オーフェンはぐれ旅(11)

「なんか俺の身体のどこかに、預金残高とかそーゆうのが書いてあるのか?」 「そうねえ、書いてあると言えば書いてあるのかも……」 「お師様の場合、哀愁とかがにじみ出てるはずのところから、貧乏臭さが散布されているのかもしれませんね」 「……」 「あ!で…

友だちの作り方

「なんで、柚木さんは、わたっ、私に友達の作り方を教えてくれるの?」 それは素朴な疑問だった。なぜ椛のことを気にかけてくれるのか。 そんな椛の疑問とは裏腹に、柚木の回答はというと、至極単純なものだった。 「何言ってるのよ、友達だからに決まってる…

2009年10月27日の日記

イベントのない日の日記は、そろそろやめようぜと言い出してからどれくらいたってんだろ。 来てたかどうかよく判らない台風が過ぎ去ったせいか、昼間の外は温かかったらしいですが、僕がいる場所はいつも通り寒い。膝掛けと上着レベルじゃ耐えられなくなって…

AGE 楽園の涯 グラスハートex.

「……ただ、俺は、ギターが弾けていたらそれでよかったはずなんだ」 ぽつりと、こぼれるように、尚の声がした。 「それだけのことから始まったはずなんだ」 「……」 「世界中の誰が泣いたって……」 どうにもならないような衝動が、もどかしくも胸に響く。尚をこ…

ごくペン!

「任侠を、小説にしてみようと思うんだ」 広げた原稿用紙をたたみながら、ぼくはそう告げた。 「だけど任侠がいったい何なのか、ぼくにはまだわからない。だから、きみのそばで見届けようと思う」 彼女はぽかんとした表情でぼくを見た。 「……いっしょに、い…

2009年10月26日の日記

朝から寒くてどうしようかと思った。布団からなかなか出られなかったですよ。 やっとこさ起きたら、電車が止まってるとか何とかで、いっそ休もうかと思った僕は悪くないはず。ちゃんと行きましたけどね。案の定、満員電車でほとんど動けないし。本が読めない…

ラ・のべつまくなし ブンガクくんと腐思議の国

「……あの、これは個人的な感覚ですよ、あくまでも」 「はい。もちろんそれでいいです。聞かせてください」 「夢……って、叶えるものではないんじゃないでしょうか」 「え?」 「なんと言うか、夢って拡げていくものじゃないかって思うんです」 初めての恋模様…

いくつかの太陽 グラスハート(5)

「バッカじゃねえの」 何様?って桐哉が吐き出した。声が少し笑ってた。 「たぶん俺まだ死なないんだけど、何にしても永続的に音楽やろうよ」 真顔で、あたりまえみたいに、すぐ近くの桐哉のこと見返して、 「楽しいよ」 先生が言った。 ぐるぐると回る思い…

今週の購入予定本

たぶんこんなところかなと思うけど、まあ、たぶん足りないものは、誰かのところで確認できる or 誰か教えてくれるに違いない。 10/29 東京創元社 製鉄天使 桜庭一樹 [A][B] 10/30 ファミ通文庫 魔王城 三限目 田口仙年堂 [A][B] コバルト文庫 鳥籠の王女と教…

2009年10月25日の日記

おじさんが犬を連れてきたので、構ってたら疲れ切って寝てた。どんだけ体力ゲージが短いんだ。体力のなさには学生の頃から定評がありましたが、耐久読書で勝負したら負けませんよ(ニッチだ)。 そんなこんなで予定してたほど本が読めなかったのは残念ですが…

烈風の騎士姫

「貴様……、咄嗟に狙いをはずしたな!先ほど、ぼくの堂をその杖で貫けば勝負は決まっていたはずだ!どういうつもりだ!このぼくを愚弄するのかッ!」 怒りに震える声で、カリンは叫んだ。冷静に見えたが、どうやら中には劇場を秘めているらしい。 「子供を殺…

本日の西の呪い

maronu@deltazulu \ 呪われよ! /link 出かける間際に水道管工事の人が来て、出るのが遅れる ブギーさんにむかつくツッコミをいれられる deltazulu「水道管の清掃工事にやってきましたー」なぜ、このタイミングで誰もいない我が家!link_Boogiepop@deltazu…

Sound Horizon メジャーデビュー5周年ファンクラブ祝賀祭にいってきた

昼の部と夜の部のどちらかということだったので、あんまり遅くなってもなあと昼の部を選択したわけですが(電車で二時間近くかかるんだもん)、これが微妙に罠だった。まさか出かける直前に水道管清掃の人が来るとは。しかもようやく駅に辿り着き、やってき…

嵐が丘 グラスハート(4)

「おっかしいな、なんでみんな懲りないの?」 そんなん決まってるのになと思ったけど、理由、ちゃんと言葉にするのって難しかった。 (だって音がある) まだ鳴らしてない音が、そこにあるから。 (藤谷さんの) 歌が。 音楽じゃないところの、大人の事情や…

15×24 link three 「―裏切者!」

あたしは、ぜったいに、あたしの命まじでかけても、ぜったいにぜったいに、なにがなんでも、どんなひどいことやってでも、あいつの自殺を止めてやる。 あいつだけじゃない。他のも全員だ。 死にたいとかほざいてる、甘ったれのあほチクショウども。つまんね…

2009年10月23日の日記

金曜日ともなると疲れが溜まるようです。朝からぼけたことをしてしまったのは、疲れのせいに決まってます。ああ、そうともさ。そんなわけで今日はさっさと帰りつつ、珍しく本屋に寄っていろいろ買ってくる。 眠い。そういえば、昨日TLで夢の宮シリーズが気に…

ANGEL+DIVE CODEX(3) CLOSERS

あたしは死なない。 少なくとも、どうすれば死ぬのか、あたしにはわからない。 死なないあたしに終わりなんてあるのだろうか。 ANGEL DIVEが個々へもたらす影響に胸が痛む。普通の人ではなくなったという思いが、一歩引いたり、逆に突き抜けてしまったりしち…