2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

セラフィムの夜(2)―eternity

「なんで……ど、して……だよ……!?」 「言ったろ?」 赤い隻眼を眇めて、笹谷は告げた。 「おまえ、綺麗なんだよ。……滅茶苦茶にしたくなる」 もうちょっと障害があるかと思ってたので、物足りなかったりするけれど、「恋」から見えた二人の思いは良かった。→ 感想

放課後の魔術師(5) スパイラル・メッセージ

「説明している暇がない。大丈夫」 播機さんを見る。 「君は、必ず僕が守るから」 ラブレター目撃事件のお約束が楽しいw やっぱ恋する乙女の揺れ具合って好きだわ。悪魔の論理が引き起こす騒動は心苦しいものがあったけれど、姉と妹の愛の言葉の痛快さにや…

飲み会に参加したくない理由

職場の飲み会があったので、今日は帰宅がとても遅い。行きたくなかったけど、送別会はさすがに行かざるを得なかった。お世話になった方々だし。ただね、飲み助なおっさんが多い部署はね……しかも、人数が集まりすぎなところに料理が少なかったりして、結局ほ…

いつも心に剣を(3)

「君の父上のことについては、いつか話そう。今はまだそのときではない」 「なんで今はだめなの?」 「君がその手に剣を握ったからだ」 思い合ってるのに、ぎこちなくなる展開がもどかしい。そのまま離れてしまうことがとても辛いけど……レーレは大丈夫かしら…

セラフィムの夜―Lost Moon

「どうやったら……おまえに、逢えるんだ……?」 指先や瞳と同じ、冷たい唇が七夏の唇に重なった。七夏は、抗わなかった。 「今のように、死ぬほど願え」 唇を離すと、鷹司は言った。 「私を、追い求めろ」 やんちゃな男の子が、ミステリアスな男にヤられるお話…

そろそろ勘違いされそうなので別の話題をと思ったのに

朝から水戸泉作品の感想を公開するのはいかがなモノかと思いつつ、ま、順番だから仕方ない。 それより何より、カテゴリに困った。さすがにこれはライトノベルじゃないし……*1。しかたないので、BLカテゴリ作った。サイト開設した四年前には、考えもしなかった…

新天地 <ノイエヴェルト> 創世の契約 5

「レスティ……」 東を ― 大山脈を睨む。 「必ず、あそこへ連れて行ってやるからな」 竜族の語る真実にびっくりしたけど、最後はハッピーエンドで良かった。個人的にはもうちょっとのろけ話が見たかったけど!→ 感想

お前はいったいなんなんだ!?  魔術士オーフェン・無謀編(3)

「ですが、忘れないでくださいよ、コンスタンス様 ― 我が主、ボニー様は決してあきらめない方です。そして主人があきらめないかぎり、わたしもまた、あきらめません」 わはははは!と哄笑をあげながら、彼は、ぱっと背中を見せて走り出した。 「あきらめない…

更新する元気がない

誰だ、社食でセカイカメラ使ったヤツは。 さりげなくタグが付けられてて、思わず吹いた。 そういえば、もうすぐ10月じゃないですか。 読み終わってからと思ってたけど、さすがに10月終わりまでに読み終わるとは思えないし、読み終わらずとも面白いことは分か…

桜木メルトの恋禁術

「じゃあ、『好きだ』って言ってみたら?」 桜木は自分の黒髪をもてあそびながら、人の悪い笑みを浮かべる。 「【不言法】で、二宮さんに好きだと言えない。しかも言おうとしただけで【怖愛の枷】のせいで、死にかける。あなたはもう、恋愛なんてできない体…

夏の塩

久留米だけがおめでとうと言ってない。 おめでとう。 誕生日おめでとう。 簡単な言葉なのに、口にできない。最初を逃してしまったのでタイミングが難しくなった。困り果てた久留米は、「もう一個」と魚住にケーキ皿を突きつける。 魚住が微笑んだ。 ケーキの…

今週の購入予定本

今週はとても少ないので、積みを減らしていく方向で。 ちなみに、既にスニーカーとビーンズはbk1入りしてるそうです。 09/30 幻狼ファンタジアノベルス 雪迷宮 本宮ことは [A][B] 10/01 角川スニーカー文庫 放課後の魔術師 (5) スパイラル・メッセージ 土屋…

サンクリ行ってきた

昼寝防止とキャットルーキーのために。 よく考えたらサンシャインへ行った事がなかったので、迷いマイマイしてましたが、ふと思いついて、iPhoneのセカイカメラを周囲に向けたら タグ付けてくれた人ありがとう!これはマジで便利すぎる。おかげで無事に到着…

15×24 link two 大人はわかっちゃくれない

オレたちはメールで、電話で、つながってる。良いことも悪いことも、ぜんぶ電波を通じて流れ込む。 電話ってのは、まじでとんでもねー機械だ。 つーか電話でもって伝わっちゃう、この「言葉」ってもんは。 なんていうんだろ。ほんと。悪性のウイルスみたいな…

影執事マルクの迷走

マルクがホッと胸をなで下ろすと、ドミニクが何か思い出したようにポンと手を叩く。 「ああ、でも、今日はアイシャもいっしょに行った方がいいと思うよ」 「何故、そのような危険を?」 「……あの、マルクさん?今、危険って」 アルス・マグナが見せる過去の…

こういう日はマンガを読むに限る

おれ、寝過ぎじゃね?ってぐらい昼寝してる休みの日。 本を読むなら家でも外でも変わらないので、明日はどこかに出かけようかしら(外にいる間、僕が寝ることはない)。そんなわけで、今日はあまり本が読めてないんだけど、リッパーさんから勧められた「ポラ…

15×24 link one せめて明日まで、と彼女は言った

画面をスクロールする。思ったとおり、メールの山だった。順に見てる最中にも、次から次へ……もちろん話題はただ一つ。 09:15:45 徳永が自殺予告! 09:16:02 どうする?止めに行く? 09:16:14 行くってどこへ 自殺願望のある少年の遺書が、ひょんなことからメ…

死が二人を分かつまで(4)

「会えば解る。今までお前が謎だと思っていたこと。それが当然だと思っていたが、実際は違うことも、総て」 「当然だと思っていたけど、実際は違うこと……?」 「覚悟しておくのだな」 ヴァンパイアの真実が語られ、生と死が見えたお話しでした。ああ、だから…

感想書きたい

連休明けの二日間の仕事量が半端じゃなかった。人手が足りないのに量は多いので、精神的には一週間分の仕事をやった感じでした。残りを来週に回したところで罰は当たるまい。っていうか、連休中、昼寝三昧だったせいか、17時過ぎると眠くて眠くて……ってなわ…

疾走れ、撃て!(3)

「紫神少佐、自分たちの隠し事という要素を抜いて推測すると、結果がゆがむのは当然ではなくて?」 「……」 「あなたと、あなたの『杖』はとっても不思議な『契約現象』を引き起こしたわよね……それが今回、あなたたちふたりをここへ呼び寄せた理由よ」 海軍の…

けんぷファー10 1/2

「なあ会長……」 「なあに?」 「どうしてあんなことすんだ」 「どんなこと?」 「その……足で」 「あなたが喜びそうだったから」 「喜ばねーよ!心臓が止まりそうになったじゃねえか」 「嘘ばっかり。気持ちよかったんでしょう」 コミカルな短編が二作と、雫…

明日行けば休めるんだ……

忙しいと予想していたけど、予想以上だった。しかも久しぶりに極寒地獄を味わったおかげで、急速に具合が悪くなってくれたおかげで、すこぶる辛かった。この時期に冷房を18度に設定するバカは、もげていいと思います。そいや、昨日、行方不明になってた「夏…

火の国、風の国物語 7 緑姫憂愁

「そんな身勝手な理屈が通ってたまるか!」 「わたしも同感です。あなたの怒りはもっともです。ですがこの戦いは恐らく、どちらかが甚大な犠牲を支払わない限り、決して終わるものではないのです。あなたはあなたの正義を信じ、わたしたちはわたしたちの正義…

我が遺志を伝えよ魔王 魔術士オーフェンはぐれ旅(7)

「そう ― 取り壊されて、もう地上には存在していないはずなんだ。この、カミスンダ劇場は……」 毎度毎度クリーオウが美味しいところ持っていくなあ。「怒ってるんだからね!」で人形を倒せるのは彼女しかいないと思いました。まあ、その分ちょっとご都合っぽ…

もう連休終わりか

部屋の片付け……というよりは、読みたい本を探してただけなんだけど、気がついたら寝てた。本を読むのにも体力がいるってことですね!(ちがう)。我ながらよくぞこんな本が散らばった床で眠れるもんだと感心したけど、体が痛くなったのでやはり無理してた模…

えでぃっと!―ライトノベルの本当の作り方?!

……女の、子? 「あ、あのっ、柳瀬ひなた先生のお宅でよろしかったでしょうか?」 「君はいったい……?」 「はっ……!すみません、自己紹介が遅れました。私、片桐文香といいます。い、一迅社文庫からやってきました……へ、編集者ですっ!」 作家さん、編集者さ…

聖剣の刀鍛冶 #7.Unrivaled

「王ならば涙を見せるな。有事のときならばなおさらだ……まだ終わっていない」 決意を込めた言葉。 「ワシらは ― 独立交易都市はまだ敗北を喫したわけではない」 絶体絶命の中、誰も彼もが一丸となって戦ったからこその奇跡に涙が出る。あのシーンを見たら、…

なるほど。と思ってるだけなんだからねっ!

一日中、家にいて本を読んでるだけだと、書くことがないなあ。 そして本を読んでいると、本が届くのはよくあることです。[Amazon][bk1][Amazon][bk1]昨日のtwitterで気になった本です。。涼元さんのノベルゲーム本を買わなかったのは値段が高かったから。 冲…

生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録(2)

「お前のうち、最近レンジ壊れてるんだったよな……」 「わ、渡すしかないのか……。温めて貰うしか、ないっていうのか!」 「ふふ、温度を上げるも下げるも、すべてこのコンビニ店員たる我の手の内よ!」 「くそぉ!お前、この生姜焼き弁当をどこまで弄べば気が…

シャギードッグIV 人形の鎮魂歌 reborn

「大介さんは……自分のために泣けるんですね」 言われて初めて頬を伝うものに気づき、大介はあわててぬぐう。 「あの方には、できなかったことです」 「……育ててくれて、ありがとう。さようなら」 強さを求める覚悟と覚醒していく展開が熱かった。まだ折り返…