2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

レンタルマギカ 魔法使いの妹、再び

「無理を、しても……」 声が、押し出された。 「私は……私こそが……どれだけ無理をしても……イツキのそばにいたいんです……」 三編からなる中短編集。教会とオピニオンという二大組織の魔術決闘を控えて、アストラル、教会、銀の騎士団、旧アストラルの人たちを描…

身代わり伯爵の花嫁修業(3) 禁断の恋の手記

「忘れましたか?」 忘れさせてあげるとはこういう意味だったのかと、その時初めて気がついた。 「う……ん、忘れた気がする……」 あーもう楽しい。ミレーユの突拍子もない発想や行動は、見てるだけで元気になるなー。余裕の無いリヒャルトが、ミレーユに気持ち…

2011年1月31日の日記

月曜日だけど休みです。休日だというのに、いつもの時間に目が覚めるのか理解しがたいですが、みなが眠いとか寒いとか言ってるときに布団でぬくぬくできる幸せを噛み締めたのでよしとしよう。ま、そんな僕よりもこんこんさんですよ、面白いことになっていた…

ココロコネクト ミチランダム

そして、そこから、――永瀬伊織は壊れていった。 恋する思いがこういう形でかき回されるなんて……そこからみえる伊織の変化とみんなの言葉にもどかしくて苦しくて。でも、突き進んで失敗して折れて立ち上がって。人との距離に戸惑いを覚えながらも、もう一度立…

探偵・日暮旅人の失くし物

「僕が探してもらいたいのは、味なんです」 「味って?」 「ここのハヤシライスの隠し味を見つけ出して頂きたいんです」 このお話は、家族的な絆の温かさがとても素敵です。でも前作よりも黒いところも見えてきて、ドキドキする。→ 感想

ただいまおかえり

羽田見学に行ってきました。朝早かったおかげで空いてました。修学旅行生らしき制服軍団が微笑ましいですね。良い天気で良かったです。 ……おのれ。 いや、今週は新刊多かったので、ちょうどいいですよええ。ぜんぜん泣いてません。ただ、行くはずだったとこ…

バカとテストと召喚獣(9)

「上等だ。テメェのこと、信じてやろうじゃねぇかクソッタレ……!」 何という熱い終盤!コミカルすぎて物足りなさがあった前半をカバーする盛り上がり方でした。男の子のこういうところって格好いいよね。→ 感想

聖グリセルダ学院の事情

「わたし、ジゼラさんを殺した犯人を捜してみる」 そうすることが正しいのかどうかわからない。でも、もう怯えているだけは嫌だ。 「大切なものを否定されて、ふさわしくないって決めつけられて、ただ泣いていたくない」 都会の学院に通うことになった元暗殺…

2011年1月29日の日記

明日の用意って何が必要なのかわからんなーと思いながら着替えだけ入れて、とても身軽な手荷物。一番悩むのは、旅のお供の本。何冊持っていけばいいのかよく分からない(空き時間が読めないので)。とりあえず、ミストクロークとクシエルの啓示の一巻を一冊…

ほうそうぶ^2

「どうかな。幽霊部員……、だと意味ないけど、ほんの一カ月くらい。次に兎レポーターが出るときまで、わたしを監視してくれるだけで良いんだけど」 ふむ。……虎穴に入らずんば虎児を得ずという。 「わかった。放送部に入ろう。あんたの無実を証明すればいいん…

レディ・ガンナーの冒険

「あなたたちのような悪党なら背中を撃ってもいっこうにかまわないと思うんですのよ」 かまう。いや、是非かまってもらいたいと、その悪党たちは冷や汗を流しながら目で訴えているが、キャサリンはもちろん無視した。 「誰に頼まれてきました?」 これは面白…

2011年1月28日の日記

なぜかものすごく休日気分だったので、金曜日であったことに愕然。目覚ましに起こされたときの絶望感といったら……そもそもなぜ土曜日だと勘違いしたのか分からないけれど、とりあえず布団から出るのが大変だった。そういえば、通勤電車って金曜日になると、…

封殺鬼 帝都万葉

「あんたが言うほど、俺の主は子供ではない」 「――」 「神島にとってふさわしいとは思わない。だが、あんたは桐子にとって必要な人間だ」 桐子が自覚していくお話は、とても楽しかった。ていうか、幽霊の音吉さんが素敵すぎて、どうしようかと思いました。置…

4 Girls

なんなのだろう、この状況は。 失恋した直後なのに、失恋した相手とほぼ二人っきりで、学校から遠ざかるバスに乗っているなんて。まったく、ワケがわからない。 失恋とかコンプレックスなどを描いていますが、内に篭もるという感じはなく、さらりと読めます…

2011年1月27日の日記

休暇申請が通った。これはヤバい。 まあなんだ。こうなってしまってはしかたがない。とりあえず飛行機のチケットを取る。昨日考えてた通りの時間に……でるたんタイムがさらに早くなるぜ。一人旅というのは人生で初めてなんですが、とりあえず間違った方向に進…

夢の上(2) 紅輝晶・黄輝晶

「復讐に身を焦がす貴方は壮絶なまでに美しかった」 本当に素晴らしい。一度物語りに入り込んだら戻ってきたくない、そんな思いになるほどのめり込みました。前作で語られた「翠輝晶」「蒼輝晶」ともリンクしながら、語られる物語に魅了されっぱなしでした。…

2011年1月26日の日記

「今日は定時ぴったりで帰りますから!」と宣言して、その通りに職場を出る。職場から武道館まで、30分ぐらいだから、わりとギリギリ。まあ、開演は遅れるだろうからと思いつつも、気は焦ってました。10分前に無事到着。 待ちに待ったASKAライブ! 座席は一…

天空の瞳のイリス 騎士と王子と死にぞこないの聖女

「学校って、色んなことを教えてくれる場所ですよね?恋に友情に、拳での語り合いなど、甘酸っぱい青春の宝庫だと聞いて、ずっと憧れていたんです」 「言っておきますが、学校は遊び場ではありません。勉学にいそしむことが学生の本分。物見遊山で入学されて…

夢見る彼女の奇妙な愛情

「……あのさ」 向き合うのだ。そう自分に言い聞かせて、 「お前、未来が、わかるんだよな?」 はっきり、聞いた。 何を考えているか分からない彼女とのひと夏の物語。どちらも言葉が足りないからギクシャクして、というもどかしい青春模様にニヤニヤする。ち…

2011年1月25日の日記

「変態王子と笑わない猫」の変態王子の変態ってどのくらい変態かという話を昼間見かけた。「阿良々木くんやシリーズ後半の高坂京介くらい」なんて言ってる人がいましたが、僕から言わせると、平和さんぐらいの変態(ドヤ) と言ったら、四人ぐらいにふぁぼれ…

裁く十字架―レンテンローズ

「ひとりでいることが好きな人は、たしかにいます。でも、そういうひとだって、たったひとりで生きていけるわけじゃない。どこかに誰かがいる。自分を知っているひとがいる。そうわかっているからこそ、ひとりでいられるんです」 心に闇を抱えたものにだけ現…

シアター!(2)

「すごいな、君は」 ぽつりと呟く。 「声だけで俺を救っちゃうんだな」 男が男に惚れる、女が女に惚れる。そんな格好良さがある話でした。ってゆーか鉄血宰相かっこよすぎ。他のメンバーを中心に描きつつ、演劇にかける思いや、浮かび上がる恋などが、ほんと…

2011年1月24日の日記

明日・明後日と武道館でASKAのライブがあるらしいことを今日知りました。僕の分のチケットも取ったそうです(明後日分)。ちょ、おま。 一応ノー残デーだから大丈夫……だといいな。コモリさんのように全力疾走するほどの距離はないですが、仕事終わってからか…

神明解ろーどぐらす(4)

「よし聞いてやろうじゃねえか。おれのどこが鈍感だって言うんだい、お嬢さんよ」 「だって十勝ちゃんさ。うちの気持ちにまだ気づいていない……でしょ」 あの日常はどこへいったんだと思うほどのシリアスモード。気遣えば気遣うほど溝が深くなるこの展開はや…

変態王子と笑わない猫。(2)

「いくら送ってもらっても、先輩がずっといてくれるわけではなりません。いつか必ず帰らないといけなくなるではないですか」 「それはそうかもしれないけどさ……」 「中途半端に近づいたぶんだけ、辛くなることもあるですよ」 鋼鉄の王のターン!ウインクして…

2011年1月23日の日記

僕は普段ほとんど話をしません。仕事はまあ会話はありますけど、PCに向かってる時間の方が長いし、土日とかは引きこもってることが多いので、月曜日に声が出ないとかよくあります。そんな人が四時間も話をしたら、そりゃ脳がなかなか寝てくれないわけだ。お…

悪い魔法使いと呼ばないで!

「魔神には他人を思いやる心はないの?」 「そりゃそうさ。おれたちには仲間意識なんてものはない。常に世界に一人きりだ。他のやつのことなんて知ったことかよ」 「……でもそれって、なんだか寂しくないかしら?」 「なんでだ?」 「側に誰かがいるって、案…

2011年1月22日の日記

今日はコモリさんとのUstreamの日。 といっても、機材はコモリさんが用意するというので、僕のミッションは、Ustreamをやるうさみ邸にたどりつくことだけです。ひとりでできるもん。 16時ぐらいにたどり着いたら、そこには七不思議をやってる人たちの姿が。…

カフェかもめ亭

真面目で無口なつまらないおとなだって思ってたうちの父さんは、ほんとは先祖代々の秘密を守る、かっこういいおとなだった。―― そんなふうに、世の中にいる、他のおとなたちも、ほんとうは何かしら、僕たち子どもの目にはみえない秘密や、優しいところを隠し…

金春屋ゴメス

「……飯屋の裏ってことは、調理場で働くってことですか?」 「いや、裏金春というのはな……」 言いかけた竹内の言葉をさえぎって、船頭が厳かに告げた。 「あそこにはな、ゴメス大明神様がいらっしゃる」 江戸という町を作り上げて、完全鎖国状態の中で生活し…