2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

特急便ガール!

「それから、さっき結城君の言ったことは、真実だよ」 如月の声は続く。 「ハンドキャリー便は人の手によって、荷物に込められた思いを手渡しで届けるんだ」 これはすっごい面白かった!バイク便ならぬハンド便、つまりは飛行機、電車、そして足を使って遠方…

夢見る宝石と銀色の恋人 ダイヤモンド・スカイ

「私を閉じ込めて、フォースと二人だけで暮らさせて、そして今も探し回って――いったい、私は皇帝のなんなのでしょう」 「……俺もそれが知りたい」 エルディックは大きなため息をついた。 「あんたは、今、この宇宙でいちばんの謎だよ、姫さん」 お婆さんが最…

喰-kuu-(2)

「大食いなんて、アタシにだってできるって。アタシも女にしては、けっこう食うほうなんスよねー」 「……真白ちゃん、なにか部活に入ってますか?」 「ソフト部ですけど」 「もしわたしが、今からレギュラー取れるって言ったらどう思います?」 「――ナめんな…

2011年2月28日の日記

朝、メールボックスを開けたら、仕事が山のように振りかかっていた。そんな中、チームのメンバーは「具合悪いんで休みます」「中央線が……」などなどなどなど。 でるたぼっち。 午前中ひとりで頑張った。がんばらないでるたさんが頑張った。たぶん、この時点…

桜嵐恋絵巻 〜はるかな日々へ〜

「えっ?……あ、もしかして、あなた北の方から聞いてなかったの……?」 「何のことです?母上が何か……」 雅遠は、姉に詰め寄るように、身を乗り出した。 「答えてください、姉上。母上は、俺の妻に何を言ったんですか」 なかなか認めてくれない義母にやきもき…

はるかかなたの年代記(2) 荒ましき驃騎兵

「だからさ、オルトラ。しかめつらしい顔して悩む前に、仲間ともっぺん向き合ってみなよ。君の周りにいる仲間はさ、君の大ピンチにも手をさしのべてくれる人たちだよね?だったら遠慮なく手を取ればいい。そんで、もし仲間が苦しんでいたら今度は君が手をさ…

2011年2月27日の日記

昨日ずっと丸椅子に座っていたおかげで身体が痛い。出かける気力がなかったので読書モードに入りました。読んだのは漫画四冊、小説五冊。とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲 (6) (電撃コミックス)作者: 鎌池和馬,冬川基出版社/メーカー: KADOKAW…

喰-kuu-

「一つ、覚えておきたまえ」振り返る俺に、彼女は含みのある笑みを浮かべる。 「あの手のメニューは、飲食業に関わる人間にとって特別な意味を持つ。故に、私たちはそれに挑む人間をこう呼ぶんだ」 『戦士』 と、彼女は言った。 思ったよりもずっと熱いお話…

2011年2月26日の日記(第二回「OPEN-冲方」にいってきた)

本日はOPEN-冲方の日。また23時ぐらいまでかかるのかなと思ったら予想通りで、笑うしかない。壁際の席にいったのは失敗だった。首が痛い。 開場は17時からだったけど、何かおなかに入れた方がいいかなと、同じくイベントにくるこんこんさんと待ち合わせして…

ベン・トー(7) 真・和風ロールキャベツ弁当280円

「恐れないでくださいまし。あなたと彼ら、彼我の力の差はないとは言いませんわ。ですが、思い出してくださいまし。半値印証時刻はあなたたちだけのものではない。わたくしたちのもの。狼、全員のもの」 一番笑った過去話は、置き勉でした。忘れ物の名言は忘…

クシエルの啓示(3) 遙かなる道

「じゃあ、これでお別れなのね?あなたと私の?」 「そう、神娼の女王と流浪の民の王子の」 長い長い道のりの終わりに感動。とてもよかった。ほんとによかった。→ 感想

2011年2月25日の日記

コモリさん、僕は陛下舞台挨拶のチケットを取れなかったよ……(´Д⊂昨日寝る直前に新MacBook Proが発表されてた、なんたること。気づいたのは朝だったけど、マイナーアップデートだったので、慌てるほどじゃなかった……と思ったけど、この値段でこの性能が手に入…

ゼロの使い魔(20) 古深淵の聖地

「テファ……」 「気のせいだよ」 「き、気のせいには思えなかったけど……」 「お月さまが見ていないときは、夢の中のことなの。ちょっとでも夢を見られたから、もう大丈夫。平気。わたし、頑張るね」 ティファニアの思いが切ない。一度だけの「夢」を胸にしま…

ニーナとうさぎと魔法の戦車(2)

「いまさらだけどな……好きだ、テオドーレ」 「小さい頃から知ってましたよ、レオナルト」 ニーナが、家族と向き合い、そのわだかまりを払拭していって、ぬくもりに包まれていく、そんな展開がよかったです。ラストもこれ以外無いって感じでよかった。→ 感想

2011年2月24日の日記

わかったーまでわかっていたのか。 window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.t…

クシエルの啓示(2) 灼熱の聖地

「あたしは、怖かった」彼女はそれだけ言った。「すっかり震え上がり、やってみようともしなかった」 察してうなずいた。 「そうしていたら返り討ちにあうのがおちよ。さっきの取引を守るわ、賢女様。実はね、私たちには手持ちの切り札がもうひとつあるの。…

影執事マルクの決断

「私は未来が欲しい。過ちには償いを。契約には対価を。私たちはなにかを得る代わりになにかを失って、それを覚悟することで前に進むのではないのか?」 とりあえず女装マルクの悲劇に笑いましたが(今回一番満足したのは、セリアだと信じてる)、それぞれが…

2011年2月23日の日記

みんな大好きはてなスターが、100億個を突破したらしい。 僕もそろそろはてスタを設置しようかどうしようか(booklines.netのほうね)。昨日のうちにMFやMWがbk1に入荷して、まつにーさんが夜中にSDくるんじゃないかなと言ってたので、朝確認したら本当に入…

横柄巫女と宰相陛下(5) 届かぬ君へ

わたし、知らなかったんだ。知りたくなんかなかった。 好きって痛いんだな。 家のために好きな人と結ばれることを諦める、そんな思いがやるせなく、またそんな思いを目の当たりにしたノトが、ついに、か。先に自覚していたカノンは前を向こうとしている様子…

中の下! ランク4. 下の下に落ちぶれたオレ

「でも……」 「ちょっとだけ、しんどくなってきちゃったんだ。カップル試験が始まってから、私たちずっと、自分の恋愛のことで学校に振り回されっぱなしなんだもん」 クライマックス直前。次で最終巻だそうですが、これまで一筋だった思いに揺れが生まれてく…

2011年2月22日の日記

そうか。あの辺の人たちが休むと、職場はあったかいのかと思った一日。知ったからと言って、何がどうなるわけじゃないけれど。昨日から読み始めたクシエルシリーズ第三部の二巻がめっちゃ面白くて、読み終わった後、最終巻を続けて読みたい衝動に駆られた。…

羽月莉音の帝国(6)

「海胴とは、絶対に折り合わないと思っていたけれど……」 莉音のつぶやきに、郭首相はうなずく。 「はい、海胴先生とあなたがたは折り合わないでしょう。あなたがたと私も違います。私と徐先生もまるで違う。それでも、私たちは理解し合える」 痛快劇を描きつ…

クシエルの啓示(1) 流浪の王子

「私は……私には、これから長い道が待ち受けています。誰かわかってくれるとしたら、ヒアシンスこそよくわかる人です。だから、こう伝えてください。?あなたのかわりに、私が、私とジョスランが長い道を歩いてきます?と」 なんてところで終わりやがるんだ。早…

2011年2月21日の日記

月曜日と言うことは具合が悪くて当たり前なのです。そして火曜日は月曜日に冷房でやられた身体がぐったりくるので、きびしい一日になるのも毎週のことです。 っていうか、研修研修で人がいないんですけど、「研修をする」という目的のために研修やってる感じ…

Fate/Zero(2) 第四次聖杯戦争秘話

「勝負はこれからです、アイリスフィール。今夜の局面は、これから始まる戦いの最初の一夜でしかありません」 「……そうね」 「いずれも劣らぬ強敵揃いでした。異なる時代から招き寄せられた英雄たち……ただの一人として尋常な敵はいない。 少女は静かに呟いた…

アルケミストの誓約 白金の王女の夢物語

「私は、戦争のことを考えなさすぎた。私も戦争は嫌いだ。父上も、兄上も後悔していらした。私たちが望んでいるのは、完全なる平和に他ならない」 ウィルが途方に暮れて頭を掻いたところで、アンジェリンの声はきっぱりと言い切る。 「だから、私は世界を征…

2011年2月20日の日記

昨日あれだけ眠ったのに、今日もまた遅くまで寝てしまった。朝から起きて実況するTLの熱意が眩しい……。 夕方からオフがあるので、その前に本を読もうと、新刊を崩していく。「羽月莉音の帝国(6)」「中の下(4)」「影執事マルクの決断」「ニーナとうさぎと魔法…

生徒会の水際 碧陽学園生徒会黙示録(4)

「アカちゃんが、何かに怯えて涙と鼻水を流しているフィギュア。……くるわぁ」 「それを貰ったドラマガ読者はどう思うんだろうねっ!」 「それを鑑賞しているところを親に見つかったドラマガ読者も、どうなるんでしょうね」 「ああっ、考えたくないっ!」 「…

聖鐘の乙女 水晶の笛と闇の時計

(きっと、また叱られちゃうな) ああ、自分はどこか変だとアティーシャはぼんやりと思った。 叱られてもいいから、会いたいと思うだなんて―― ああもうじれったかった!意識しすぎてギクシャクしていく二人にハラハラニヤニヤしつつ、まさかのサリアン様の登…

2011年2月19日の日記

予定通り引きこもる。平日に読めなかったマンガを手にとってもりもり読む。 封印されていた芦屋道満に身体を乗っ取られ、妹の身体に入れられた源蔵と、義理の弟・十蔵、道満と共に封じられていた妖狐・尾咲が、道満を追うというお話。いやーまさかそんな展開…