2010年3月の読書まとめ

読んだ本の冊数は81冊、感想は61冊分でした。おお、ひさしぶりに感想数60突破。まあ、祝日ありましたしね。
結構長い間読んでいた楽園の魔女たちも読み終わってしまって、すんごい寂しい。あんな楽しさいっぱいのシリーズなんてそうそう出会えないと思うので、古本屋なりなんなりで見かけたら、買うといいです。読むといいです。

三月は、完結を迎えるシリーズが多かった月でもありました(僕が読んでる中で)。
零崎、けんぷファー、アンシーズ、パルティア、オルキヌス、迷宮街、付喪堂骨董店、沙漠の国の物語、花咲く丘の小さな貴婦人……ほんと多いな。どれも面白かったけど(面白いから読んでたわけだが)、最終巻の盛り上がり方が素晴らしかったのは、アンシーズです。まさかこんなに楽しく、熱くさせてくれるとは思わなかった。この著者のシリーズは次も買うことを決意。
ともあれ、シリーズがこれだけ終わったのであれば、今後は買う本が減るに違いないという皮算用をしたけど、四月に買う本の冊数が減ってないのが不思議。誰かに仕分けしてもらったほうがいいのかしら。

それはともかく、三月のお勧め。
シリーズものでは、烙印の紋章火の国、風の国物語が面白かったですが、これらは何度かお勧めしてるので、新シリーズものから。以下の三冊が良かった。
殺戮ゲームの館〈上〉 (メディアワークス文庫) - 土橋 真二郎神明解ろーどぐらす (MF文庫J) - 比嘉 智康ジョン&マリー ふたりは賞金稼ぎ (ハヤカワ文庫JA) - 桝田 省治
命を賭けた人狼(ベース)「殺戮ゲームの館」。精神的に追い詰められていく様がすごかった。僕だったら間違いなく最後まで生き残れない自信あります。上下巻だけど、文字が大きいので、読むのにそれほど時間かかりません。(上巻感想 下巻感想
ギャルゴ!」の人の「神明解ろーどぐらす」は、ろーどぐらす=道草ということで、楽しく下校することに力を注ぐグループのお話。皆がいるから楽しいって様子が伝わってきて、さらにはほのかな恋まで見えて、これからが楽しみな日常系のお話でした。(感想
「ジョン&マリー ふたりは賞金稼ぎ」は、とっても楽しいお話。結婚の条件としてお金を稼ぐために賞金稼ぎをする若い二人が、難事件に挑みつつ、ふたりの仲を発展させつつで、ニヤニヤさせられます。痛快な展開とオチにうふっとなること間違いなし。(感想

そんな感じ。

あと、お勧めされて読んだ本では「おんな牢秘抄」(感想)が素晴らしく良かったです。大岡越前守の娘に惚れる。