2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

暴風ガールズファイト 2

居並ぶ顔を見回して、胸がこみ上げる。 十二人いる。 本当十二人揃って公式戦に出るんだ、わたしたち! あー笑った笑った楽しかった。でも笑いだけじゃなくて、スポ根ものらしい熱さもあって、最高です。→ 感想

終の神話・人祇の章 封殺鬼シリーズ 28

「前言撤回だ。俺はつきあわねえよ。俺たちは正義の味方じゃねぇ。犠牲になるだの生贄になるだの、そこまでして他人さまの命を背負う義理はねえんだよ。佐穂子の言うとおり、こんなことで命を落としたら、ただの馬鹿だぜ」 「―」 「おまえも聖も、俺にとっち…

行く年来る年

大掃除という名のちょっとした整理も三日目。でも、一日目に手をつけた場所が未だ終わってない。二日目のところも当然。 結局、コモリケイさんから勝手に譲り受けた補助魔法「妥協」を行使して、既読本はぐちゃっと元の場所に戻し、未読本を抜き出す作業のみ…

終の神話・地号の章 封殺鬼シリーズ 27

「さしたる覚悟もなく『本家』の前に立ちふさがった、そのことが何を意味するか知ってもらわねばね」 日本最高峰を誇る聖地も霊域も、おそらく土御門の裏の流派など歯牙にもかけていなかったのだろうが。 達彦は笑みを深めた。 「少しは後悔してもらおうか」…

“文学少女”と月花を孕く水妖

「夢は必ず覚めるわ。覚めなくていい夢もあると、鏡花は『夜叉ヶ池』の中で、晃の友人に語らせているけれど、どんなに願っても、夢は覚めるの。覚めない夢はない。けどね」 遠子先輩の声に、子供を励ます母親のような、ぬくもりがこもる。 「美しい夢は、目…

読書記録のまとめを作成しようと思ったものの

巡回先で「2007年ベスト!」みたいな記事を見かけるようになってきたので、自分もやろうかと思ったけど、790冊の中からベスト10を作るのはなあと難儀してたら、Stellaさんから「1.10シリーズにする 2.ライトノベルとそれ以外に分ける 3.レーベル別にする」と…

だから終わらないって言ったじゃん

筋肉痛がひどい。本をどかして、また戻してという作業がこれほど響くとは、普段、いかに体を使っていないかがよくわかります。でも、次の日に体が痛くなるあたり、まだ大丈夫か*1。ともあれ、昨日のところがまだ終わらないのに、別の場所に手をつけるところ…

モノケロスの魔杖は穿つ 4

かつて私には仲間がいた。私には師がいて使命があってその先に世界があった。あったのだ。―しかし、敗北した。私はあらゆるものに負け、私を失うことになった。 もう誰かがいない。何かが足りない。そして世界は閉ざされている。 私には、かつて仲間がいたの…

終の神話・天泣の章 封殺鬼シリーズ 26

「ねえ、待って。……ちょっと待ってよ。凶星を羅喉と呼んでいたのは、敵も味方も言霊を恐れていたからじゃなかったの!?」 「言霊は、おそらくそれほど重要な問題じゃなかった」 応じたのは弓生の、まるで抑揚のない冷ややかな声だった。 「我々はおそらく、…

ラ管連による忘年会

行ってきました。コミケ帰りの人とか、次の予定まで時間あるからと、突如参加したかたとかいらっしゃいましたが、12人ってことで、ちょうどよかったかも。お会いしたことがなかったのは、id:ni-toさんだけでしたが、体でかいなあ。明日のコミケで配布すると…

絶対無理な大掃除

とある部屋の一角。 後ろにテレビあるの見えます?全体像は、ここ一年ぐらい見かけてない気がする。 別角度からだとこんな感じ。 ひとつのタワーに何冊積まれてるのかは、数えたくないですが、こういう一角が、とある部屋にはいくつかあります。 「あんたの…

七人の武器屋 ノース・エンデ・クライシス!

「なあ……マーガスよ」 「……ん」 「彼女を作るより難しい問題って、この世にあんのかなぁ……」 武器屋話も面白かったけど、前作の裏エピソードがもっと面白い!→ 感想

警極魔道課 チルビィ先生の死神のロジック

「じゃあ……『人を殺しちゃいけない理由』ってなんですか?」 まだ七歳だったチルビィの無邪気な質問に、さすがの恩師も目を瞬いてその質問に驚いていた。 「チルビィ」 「はい」 「あなたは私を殺せますか」 「は?」今度はチルビィが驚く番であった。 「む…

明日は忘年会。

この辺りの人たちと会ってきます。みなさまよろしく。 どうせ出かけるなら、コミケ行ってみようかしらと思わなくもないけど、さて、どうしようか。

時載り理論

「時載りリンネ!」の登場する種族「時載り」は、食べ物の代わりに『認識』や『情報』を摂取することで生きており、毎日活字の本を読むことでそれを補います。そして、200万字を読むことで1秒間の時間を止めることができます。 http://d.hatena.ne.jp/craft…

仕事納め

電車空いてるなあ。既に休みに入ってる人も多いんだろうなあ。にもかかわらず、電車が遅れるってどうよと思わなくも無いけど、まあいいや。 特に何があるわけじゃなく終わって(あの人は年の瀬が押し迫ろうがなんだろうが、変わらずあの人でしたけど)、次は…

玉響に散りて 封殺鬼シリーズ 25

「隆仁がおまえに何を言ったか、それでおまえがどうするかは、知らぬ。だが、かつて隆仁に言ったと同じことを、おまえにも言っておく。どんなかたちであれ、こうありたいと願う生き方があるなら、そのように生きろ。嘘をついても見栄を張っても、愚かだと思…

ライタークロイス 2

「お詫びといってはささやかだけれど、この男を好きにしてかまわないわよ」 「……」 オームスは無言で頭を下げ続けているので、その表情はうかがいしれない。 「煮ても焼いてもかまわないわ。喰えないけど」 「喰えるかどうか以前に、師匠の友人という方にそ…

明日で仕事納め

明日は、職場方面の忘年会があるらしい……って話だけど、幹事のケニーさんの仕事が忙しいらしいので、はたして本当にあるのかしら?具合次第で行く予定ですが、さてどうなることやら。21時〜21時半に日記が更新されなければ、忘年会があったということでよろ…

ツンデレグッズ

ワンセグテレビ SEGNITY ブラック出版社/メーカー: イー・レヴォリューション発売日: 2007/09/28メディア: おもちゃ&ホビー購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (19件) を見るこれなら釘宮ヴォイスのためだけに買うのもありなんじゃないか?! あ…

ついにキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!

先日、集めてる封殺鬼シリーズがあと28巻のみと書いたら、livedoor BOOKSに在庫があるよと Matsu23さんが教えてくださって(ありがとうございます!)、一瞬の迷いもなく、注文してしまいました。まだかまだかと待つこと2日。ついに到着しました! 現在26巻…

例え愚かといわれても

朝、リッパーさんのtwitterで、辻村深月のサイン会があるってことを知る。昨日買っちゃったよ……orz 場所は丸善丸の内本店。って、あれか。レンタルマギカのサイン会やったところだ。 ……と思ったら、帰りに寄ってしまいました。寄ってしまったら……ねぇ? いい…

リリイの籠

だって、銀杏泥棒……。 誰にも見つからないように、緑の葉がちらつく枝を盗み出す。そんなことをする女の子が、この場にいるなんて。 「なにー?どうしたの、春」 答える余裕なんかない。わたしはただ、自分の胸をすっと抜けていった、あの女のこの姿を思い描…

黒白の絆 封殺鬼シリーズ 24

「まあ、なんにせよひとつだけ言えることは、だ」 三吾はタバコの煙を空に吹き上げると、熱のない声で言った。 「俺たちは神を相手に戦ってるってこった」 新宿の危機はあっさり終わったけど、燻る火は消えていない。っていうか、むしろやばいものがでてきそ…

マリア様がみてる キラキラまわる

「何にしても、誘ってくれて嬉しかったわ」 ありがとう、とお礼を言われて、瞳子はあわてて訂正する。 「誘うって言ったの、お姉さまだから」 すると。 「……ふうん……」 「何?」 変な間のわけを訪ねると、可南子さんは頬杖をついて冷ややかに言った。 「『お…

本日の購入本

公式発売日よりも早くファミ通文庫の新刊を買ったのに、公式発売日過ぎても手をつけられない罠。FF、SD、MFの新刊が思ったよりも多かった。とりあえず、FFとMFがあと一冊ずつで終わるけど、キスとDO-JIN!とか、コバルト・ルルルなどなど、先週は他にも買っ…

コミケかぁ

総解説夏版を持っていて、冬版も欲しいという知人には夏版の提示なしに値引きしたいと思ってます 私信 - うさ道 そういえば、僕は総解説夏版を持っていて、USA3さんとは知人と言っていい関係であることを思い出しました。 といっても、一冊だけのために、冬…

誰だクーラー入れてるのは

仕事は今日を入れてあと三日か。年末前のバタバタがあるようなないような感じだけど、大型連休になるので、例のアレとかは、変に手をつけないほうがいいだろうと思い、細かいところにチマチマ手をつけてる。わりと身勝手な要望とかを上げてくれる輩がいて(…

修道女エミリー 鉄球姫エミリー第二幕

「憧れていたし、今も目標です。とはいえ……。俺のことなんて、マティアス様は覚えてないと思いますけどね」 「それは違うな」エミリーは即座に否定した。 「貴様のことなど、妾は聞いたことがない。加えて、あいつは耄碌した爺だった。日頃、寝言しか言わん…

姫宮さんの中の人 3 秋空ミックスアップ

「なによそれっ!」 「えっ?」 「じゃあ、純人は私が誰とどうなっても別に気にならないってこと!?」 「いや、そんなことを言ってるわけじゃないんですけど」 「言ってるわよ!!」 両手を握りしめて叫んだ。 「家まで励ましに来てくれた純人のこと、見直して…