2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

翼の帰る処(下) ― THE HOME OF THE WINGS

「身に余る光栄に存じます。しかし」 「謙遜は無駄だ。すでにそなたはやってのけた。無理ですとか駄目ですとか、許さんからな」 「ですが」 「わかった。問題を単純化しよう。そなたはわたしが嫌いなのか好きなのか、どちらなのだ」 離れていても感じる存在…

ちょー新世界より

「それでね、オニキス。彼女から言伝があるの」 「え。なんですか」 オリヴィアは目を細めて優しい調子で言った。 「そんなことしてもらっても、嬉しくない。だそうよ」 オニキスの顔が、泣きそうに歪む。 「……でも」オリヴィアの言葉は続く。 「ありがとう…

今週の購入予定本

今週買うものがほとんどないのは、1日発売作品を先週買っちゃってるからですね。さすがに電撃は出ないだろうなあと思いながら、一応10日発売日ものまでを載せておく。 12/04 ONE PIECE 52 尾田栄一郎 [A][B] CLAYMORE 15 八木教広 [A][B] 12/05 キスよりも早…

予想どおりで予想以上に筋肉痛

痛くないところがないというか、今まで痛くなったことがない筋肉が痛くなってて、ちょっとした動作をするたびに、ビクッと痛みに反応してしまいます。いや、予想もしないところで痛みを発揮してくれるので……。間違いなく明日にも響きそうだなあ。しかも、明…

ハウス・オブ・マジシャン

「たぶんルーシーがアリスのふりをしたために、彼女の霊を引き寄せてしまったのよ。アリスはルーシーの口を通して何かを伝えようとしてるんじゃないかしら」 「わたしの口を通して……」 「ケリーさんがしているのもそういうことなんじゃないの?死者の声を伝…

疲れてるってレベルじゃねえぞ

だいたいですね、こと運動なんてものは社会人になってから一切やっておらず、力仕事なんてもってのほかの僕を引越しの手伝いで呼ぶってのはどうかと思うわけですが、母、姉、妹ににらまれて無視できるほど、家族間力関係で上位にいるわけではないのです。 え…

失恋竜と契約の花嫁 永遠の約束

新しい、もっとしっかりした体を作って、そこに魂を移せば、スウェナは生き延びるだろう。 でもそれでは、何の意味も無い。 「あなたとあなたの子供を失って、どれでどうやって生きてけばいいって思うの?」 ああ、なんとゴロゴロしたくなるお話なんでしょう…

追憶のカレン クラッシュ・ブレイズ

「つまり、日曜のカレンの行動はまったくいつもの彼女らしくないんだ」 「誰かがカレンにやらせたってことか?」 「問題はね、『どこの誰』が『何』を『どこまで』やらせたのかだよ」 シェラの怒りが見えるのは珍しく目を引かれたけど、いつもの水戸黄門っぷ…

本が読めない

いろいろあったけど、ラストでいいことがあったので、よしとする。おかげでがっつり遅くなったけど……。しかも明日親戚の引越しを手伝うがために、平日と変わらぬ時間におきねばならぬという地獄。この僕に力仕事を頼むなんて……。間違いなく、明日はつかれき…

ちょー新世界より

「あたしは、裏切らない。自分を守る。そして」 言葉を思いついたら嬉しくなった。息を吸って、誇らしく微笑む。 「今生きていて、他の国の密偵船だなんて、なんだか面白そうなことに巡り合わせてくれたんだから、助けてくれた子の船の人を裏切らない」 あれ…

いつか天魔の黒ウサギ(1) 900秒の放課後

空手ができなくなった?夢がなくなった? 自分はしょせん脇役で、やることが見つからない? 馬鹿か、俺は。 やることはいっぱい、あったじゃねぇか。 やらなきゃいけないことはいっぱい、あったじゃねぇか。 真っ直ぐな熱さには心躍るものがある。次から学園…

bk1は1回で1万以上の買い物すると1000ポイントくれるらしいですよ

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そろそろ馬脚を現してくれたかな。

役に立たないだけならまだしも、変に引っ掻き回そうとするから困るんだよなあ。いままでは閉じたところだったら、オレ理論でいけたと思うけど、他部署が絡み始めるとアウトだよね。これでおとなしくなるか、どこかへいってくれればいいのにと思う僕がいる。 …

たっぷり増量中

僕自身は本読みだと自負しているけれど、家族で本を読む人はいない。不思議だよなあ、小さいころ、一ヶ月に一回は図書館に連れて行ってもらってたというのに、本読みになるのが僕だけなんだから。まあ、両親共に、それほど読まないからかもしれないけど*1。 …

激辛!夏風高校カレー部(いもうと付)

「どうしたの?」 「やっぱり手をつなぐのはヤメ」 「なぜ?」 「気が変わった」 「ははん」 紅が、ぴんときました、という顔をした。 「手をつないでいると、カレーのことが考えられないのね」 ものすっごくカレーが食べたくなるお話でした。幼馴染とのお話…

ちょー企画本

「どこにいても、なにがあっても、たとえどこかでどんなアホンダラに馬鹿にされても、胸を張って笑いなさいパイロープ。愛してくれた人や、これから出会う愛する人を心に思えるのなら、それはそれほど難しくないことのはずよ」 読みきり短編がとてもよかった…

bk1リニューアル

朝、bk1がメンテナンスしてたおかげで注文ができなかったわけですが、それはどちらかというと瑣末なことで、気づけば自分のアフィスクリプトが動かなくなってる罠。困ったもんだと思いつつ、ちまちま修正して、一部動くようになったからいいや。残りはそのと…

ギャルゴ!!!!!4 地獄天国直通大全

「いつだって忘れない。春男くんは強い人。えへへっ」 コトリさんらしい。それだけいって、手を振って階段を下りていく。 きみは意味不明になっていないだろうか。思い出してくれ。 いつだって忘れない。エジソンは偉い人。そうだろ。 相変わらず素敵な語り…

死神のキョウ(2)

「む……うるさいわね。しょうがないでしょムカついたのは事実なんだから。ココロに腕枕なんて……あたしでもまだなのに……」 「ガキんちょ相手にムキになるだよ!ったく腕枕してほしいなら言えばいくらでもやるよ」 「べべべ、別にそんなこと言ってないでしょ。…

気力を奪われて帰宅

週明けからいろいろあった。言うだけの人は楽だよねと思った。でも、言うだけの人が権力持ってるから困るんだが……。とりあえず、どう動くか見ておく。気分を変えるために読んだ「Landreaall」が素晴らしくてどうしてくれようかと思った。ああ、続きが早く出…

ちょー魔王(下)

「サリタ。そしてオニキス。はっきり言う。君たちは馬鹿者だ。犠牲となることを望んでいる。それは一見高潔なことに見えるが……放棄にも近い」 「俺は、俺よりみんなが大事なだけだ」 「いい気になるな」 ぴしりと言葉はオニキスを打つ。 「そのみんなが、君…

狗牙絶ちの劔(2) 刀と鞘の物語

「ただし、あれは本当だぞ」 「へ?あれとは?」 「一心同体の話だよ。香月とおまえが刀と鞘であるなら、ふたりの心は常に信頼で結ばれていねえとな」 「あ……はぁ」 「どうせなら、体のほうも結ばれちゃっていいんだぜ?」 思わぬサスペンス展開だけど、もう…

今週の購入予定本

削る削る詐欺中。今週はなんといっても、「翼の帰る処」の下巻が出るってことが一番の楽しみ。 11/25 C★NOVELSファンタジア クラッシュ・ブレイズ 追憶のカレン 茅田砂胡 [A][B] 11/28発売 幻狼ファンタジアノベルス 翼の帰る処 下 妹尾ゆふ子 [A][B] コバル…

いつだって休日の終わりは早い

昨日帰宅したのが24時ぐらいで、その後に日記を書いてたら25時を回ったので、えいやとLDRの未読処理と化してたら、26時回っててた。おかげで、今日は寝不足デー。といいつつ、9時過ぎまで寝てたんだから、疲れてるのは単に体のリズムが崩れてるだけかな。い…

薔薇色にチェリースカ 5

「アリス・ヒメゾノ」 ……ほとんど同時に、彼女自身が思い出していた。 その名に覚えがあった。耳だけではなく、口も。 「随分と仲良しだったらしいね」 「…………っ」 そう。自分がなり切っていたからではなく。 宿主の、ヒロの初恋の相手だから…… ちょっと詰め…

杉井光ゲームをやってきた

すでに遅くなったので、ボドゲオフの中から、LNF mini で、でゅろんさんが手に入れた杉井光さんのお手製ゲーム・ドラゴン・グラーナ(だよね?)についてのレポだけ書いておく。今回プレイしたのは、でゅろんさん、うららさん、永山さん、deltazuluの四人。…

ライタークロイス 5

「あなたは、身勝手すぎる」 肺の底から搾り出すような声を、イングリドは出した。 「私に頼むほど、あのひとを戦場から遠ざけようとしていたのに、巻き込んでおきながら」 「違うな」あっさりと、ファリアは否定した。 「あいつが言ってくれたのだ。私とと…

ちょー魔王(上)

守る。 守るよ。 君が行くすべての場所、君が出会う全ての人々、君がなすべき全てのものごと、 そして君が愛を誓う人に、君が確かに出会えるように。 クライマックス直前!はやくダイヤとジオが会えますように…… → 感想

寒くてほくほくした土曜日

昨日の帰宅時間が遅かったにもかかわらず、なぜか朝早く目覚める。話しすぎた次の日ってのは、変に脳が動いてるらしく、よくあることではるんだけど、当然のごとく寝不足なので、本を読んでいたら、夕方にタイムスリップしてました。こたつ(というか、電気…

火の国、風の国物語 5 王女勇躍

「よろしいのですか?」 「は?」 ジェレイドは小首をかしげた。 「すいません、どういうことでしょう?」 「私を止めるのにたった一万でよろしいのかと、そう申し上げているのです」 クラウディアの誇り高さと、クラウディアを守るときのアレスの恰好よさに…