薔薇色にチェリースカ 5

「アリス・ヒメゾノ」
……ほとんど同時に、彼女自身が思い出していた。
その名に覚えがあった。耳だけではなく、口も。
「随分と仲良しだったらしいね」
「…………っ」
そう。自分がなり切っていたからではなく。
宿主の、ヒロの初恋の相手だから……

ちょっと詰め込みすぎて、消化不良気味な最終巻でした。面白かっただけに、もったいないなあと思う次第。 → 感想