2008-11-24 ちょー魔王(下) book ☆☆☆ 野莉原花南 「サリタ。そしてオニキス。はっきり言う。君たちは馬鹿者だ。犠牲となることを望んでいる。それは一見高潔なことに見えるが……放棄にも近い」 「俺は、俺よりみんなが大事なだけだ」 「いい気になるな」 ぴしりと言葉はオニキスを打つ。 「そのみんなが、君を大事に思っている。万が一、そうでないと君が言うなら、明日にでも出会うはずだ。人の目を見据えることが出来る、笑うことの出来る君ならね」 それぞれの決断に、涙なくして読めなかった。 → 感想