2011年5月29日の日記

今日も大雨だけど、映画を見に行くことに。
先日のアリスへ行った人が、レッドバロン良かったよと言っていて、気になったから、公式ページを見に行ったら、今度の金曜日までしかやってない。つまりは、今日見るしかない。
でも雨だしなーと思っていたら、見に行くという人がいたので、一緒に行くことにした。誰かいないと動かない男でるたです、こんばんは。
台風が来ているらしいから、電車が遅延したら困るなと思って、やや早めに出かける。
途中、学生時代のバイトの先輩に遭遇して挨拶するという、とても珍しい出来事がありましたが(ずっと地元に住んでいるけれど、知り合いと会ったためしがない)、とりあえず、待ち合わせ時間には、間に合いました。相手が間に合ったことに驚く僕がいたよ。
で、見てみたら、これがとても良いものでした。
第一次世界大戦のドイツ軍エースパイロットのマンフレート・フォン・リヒトホーフェンの生涯を描いたお話。空戦よりも、彼の生き方というか、そういったものを描いた感じがありました。空を飛ぶことに喜びを感じて、敵を撃墜するにしても、止めを刺す事はせず、戦争でありながらスポーツ的な感じで戦う姿は、若さ故の理想ばかりでしたが、実力が伴うがゆえに、やがて部下たちも感化されていって……本来、機体を赤くするとか、目立ちすぎてよくないのに(不意打ちができない)、気づけば部下たちも、真似てきたり。
女を口説くことすらろくにできない不器用さや、兄弟や仲間たちと遊ぶ姿を見ていると、とても撃墜王とは思えない。まあ、ある意味これは彼を「英雄」に仕立て上げた軍の意向もあるんだけど。そうせざるをえないぐらい、ドイツは押されていたという意味でもあって。理想を持つ青年からしたら、勝ち目のない戦にも関わらず、自分が祭り上げられたことで他の人が前線に向かっていく姿を見るのが辛く……無茶しやがってと思う行動は、葛藤があったからなんだろうなあ。
内面を主に描いていたことから、あまり空中戦模様はなかったんですが、それでもところどころ出てくる描写は格好良かった。このころだと、「紅の豚」のポルコとかが乗るような飛行機だから、こういうの好きだ。できれば、最後も空中戦を見たかったなあ。
白いスカーフの使い方がとてもぐっときた。あれ見せられただけで、彼がどうなるかわかるとか、本当に……

ちなみにヒロインがとても綺麗な人でしたが、誰だかよくわからない。パンフレット見ても、この人が出てる映画を見たことがないことを知っただけだったので、なにか見てみたい。

そんな漢字で映画を楽しんだ後も、楽しいことがあったんだけど、時間がないのでまた今度。