2011年6月1日の日記

DKアンソロ参加者の皆様、お疲れ様でした。
朝起きたら、普段、メールマガジンぐらいしか届かない僕のメールボックスに、Dkな物語がどっさり届いているとか、びっくりだ。おまえら頑張りすぎだよ、と思いながら、いそいそと朝から読んで楽しんでる僕がいた。

みな共通認識がありつつ、物語を作ってるから面白いったらない。なんだこのケンカしてるようにみせて、いちゃついてるやつらは。
おかげで、今日は本が読めなかったけれど、ま、それはそれで。
ちなみに、参加者は、きたはと、まひ、ぺむぺる、黒兎、たかひな、コモリ、葛西、INN、月季、まろん、sounsea + 最大手こんこんの12名です。こんこんさんは、最低でも11編必要です。現在確認出来てるのは8編です。足りないと進まないなー。
Web版についても取り込まないといけないなと思っているんですが、テキストで送っていただいていないのは、soundsea、コモリ(学生Dk)、こんこんぐらいかな。このほか、僕およびうさみさんにテキストで送っていないけれど、Webに公開したDkがあるよという方は、お知らせいただければ幸いです。

せっかくなので、現時点で届いているDk物語の感想なんぞを書いてみる。たぶん、そんなにネタバレてないと思う。

  • -

INN「吾輩は本である」

「吾輩は本である」というアンソロの中でも、奇抜な視点から書かれた物語。……すみませんでした。ほんとすみませんでした。と謝りたくなりました。でも、にやにやした。にやにやしまくりでした。

葛西「ふたり旅」

DとKが富山・金沢旅行へ行くお話……なんだけど、友だち以上恋人未満なふたりの旅行記にしか見えない。まあ別に性別書いてあるわけじゃないから、ぜんぜん問題ないですけど。実際に行ったときのことを思い出しつつ、ほのぼのして、最後がまた……おやばい!!!!ごちそうさまでした。それにしても、ちょろっとだけ登場した k が妖しい雰囲気を出してるんですけど、何このこんこん。

タカヒナ「Dk部へようこそ」(三部作)

Dとkの読書部にやってきちゃった後輩のお話。読書して、ののしりあって、なんか仲良しなふたりがそこにいました。僕だったら、ぜったいこんな部に入らないけど。ものすごい自信家で(「少年」とか呼びかける)、全裸読書したり、シスターな格好したり。マジきちこんこんが楽しめるのは、Dk部だけ!

ぺむぺる「走れ☆でるたん」

床上浸本した部屋が、突然図書館に飛ばされて、というSFチックなお話。誰の部屋かは聞くな。タイトルとは裏腹にちょいとシリアスな雰囲気……だけど、どこかコミカルだったりする。なんていうか、こう、きれいな思いがみえる物語だと思いました。物語の中で迷子になった誰かさんが、現実を思い出すきっかけになったのは「雪」だってことに、ふふふふふふふふふ。

ぺむぺる「そんな僕らの秘日常」

学生DkK。Dとkが仲良く喧嘩して、現れたKに誤解されるという、なんだこれは。時々強気になるkがとてもムカつきますね。読んでいてむずむずするお話だ。

月季「らのさい!番外編 ”好き”が繋ぐ縁(えにし)」

ラ管連のメンバーが「ばけらの!」のように男女逆転妖怪化したら……という「らのさい!」に、こんこんさんを投入した物語。ちなみにお稲荷さまです。でるたんが小動物だった。こんこんが乙女だった。そうだよね、始めはこんな感じなんだよね、ラ管連なんてところに近づかなければ……(遠い目)

月季「深淵」

びーえーるびーえーる。直接的な言葉を使わないで、よくぞここまで書けるものだと感心する。もうちょっとシチュエーションがハッキリしたら、エロくなるんじゃないかと思いました。さすがにこれをDkアンソロに載せるのは……うん。

soundsea「ある朝のこと」

カバンに本を入れ忘れたこんこんさんを乗せた電車が人身事故で……。本を読む時間があるのに本がないとか、そりゃイラッとするわ。でも、この場合、偶然出会ったでるた先輩は、もっと怒っていいですよね。イラッ。

まろん「ずっと本と暮らしてる」

火事にあったこんこんさんが、でるた先輩の家に転がり込むお話。……こんこんさんがいる。会話がこんこんボイスで再生される。こうしてみると、特徴ある人なんだなーって思った。さりげなく描かれる共同生活模様が、無駄にリアルでおやばい。ほんとにこいつらこういう生活しそうな気がした。P.S.鳥類に餌を与えてはいけません。メールが飛んできます。

まひ「in Wonderland」

学生DkKとラ管連メンバーが学校祭で馬鹿騒ぎするお話。こんこさんが無駄にキリっとしているので、ここは直してもらおう。そんなことはどうでもいい。共学なのに男子クラスとは哀しい……と思ったけど、男子クラスならではのバカ騒ぎとノリで、勢いあまっていくから、楽しい。読み終わった後に、青春っていいな!って思える物語です。

コモリ「1000冊を目指した者たち」

サウザンドマスター k に挑む d のお話。読書バトルとかなんだこれはと思ったけど、すごい熱い。kに憧れ1000冊を目指すd と、達成したことで読書から離れたkが、d に触発されて再び動き出すとか、もう!会話が無くとも伝わる思いがすごかった。デットヒートとラストシーンがとても格好いい。ちなみにkは月150冊ペースで読んでたりするからオソロシイネ!

コモリ「学園DkK」

図書委員なDkK物語。鬼畜こんこん物語と言ってもいい。みんな騙されてるかもしれないけど、誰が一番鬼畜かといったら実は……というのがよくわかると思います。でるたとこんこんの様子をこっそり眺めてたコモリさんが、巻き込まれるところにニヤリ。……と思ったけど、何気にこのコモリさんもひどいよね。

きたはと「書痴の塔」

本を読まねば生きていけない病に犯された東のDと西のkの物語。Dkアンソロが生まれたきっかけとなった作品です。ただひたすら読み続けるしかない孤独を抱えた二人が、ひょんなことから繋がりを持って……あの一言のために書いたに違いない。オチはちょっと意外で(吹いた)、でもこのふたりらしいなと思った。

きたはと「図書室の僕ら」

学生のDとkとKが、図書委員のお仕事をしているお話。お互いを先輩と呼び合うDとkの陰険漫才が無駄に楽し……どっかでみたことあるような気がしないでもないのは気のせいでしょう。Dの言動は、読んでてイラっとするので、どうしてくれよう。悪態つきつつ仲がいいだけでなく、ちらっと嫉妬を見せたりするのが大変おヤバいです。ちなみに、コモリさんが天使のようで、小悪魔でした。

きたはと「Wedding Happy Day」

「結婚式まで、あと、一時間」 おまえ少しは自重しろ。でも実際こんこんさんならこうなる……恐ろしい未来が一瞬見えたけど、最後まで読んでGJと思った。OKOK問題ない。一番の被害者は、僕じゃない。

  • -

そんな感じです。正直こんなにも楽しいお話が集まってくるとは思わなかったので、びっくりです。お腹いっぱい大満足。これが本になるとか、マジ俺得すぎる。

……二日続けて日記じゃない気もするけれど、まあなんだ。

ちなみに現時点では、Dkアンソロは、どこで発行するとか決まってないです。とても内輪ネタだから、Dとkを知らない人が読んで面白いのかどうかはわからないですし……*1。なので少数刷ってほしい人に配布する形になるのかなと思ってます(未定ですが)。なので、読みたい人は声をかけてくださいな。

*1:知ってる人なら面白く読めることは請け合います