コンセント

ある日主人公の兄が亡くなる。
世間と触れ合うことを恐れ、生きることを諦め、餓死して。
そのときから主人公の精神が変わる。
臭いに敏感になり、幻覚を見るようになる。
揺れる精神を抱え、かつての恩師、同級生と係わり合い生きていく。


かつて書店でバイトをしていた時期に結構売れているのを見ていましたが、
僕の趣味には合わないだろうなとなんとなく思っていました。
でも古本屋で見かけ、ちょっと読んでみるかと思ったその時の僕に感謝!
まさかこれほどとは。


途中どうなるかと思いましたが、ラストはそうきたか!という感じ。
いやあ、食わず嫌いはよくないですな。
また好きな作家が一人増えてしまいました。
全作読破しなければ。


コンセント - 田口ランディ