重耳 上/中/下

久しぶりの歴史小説
春秋時代の覇者、重耳(ちょうじ)の物語。
似たような名前の人が多いのではじめは混乱しました。
まあ、中国ものの小説の場合、よくあることですが。
名君、暴君、簒奪を試みる妾、奪われた国を取り戻す参謀、忠義を尽くすものなどなど、非常に魅力的な人物がたくさん出てきました。
その中で、子供のころは目立たずのほほんとした重耳、後に国を追われ、各国を転々とし、最後に王位につくという、いたって王道的ストーリィですが、非常によかったです。
余談ですが、以前バイト先でちょうじという知り合いがいたなあ。字は違うが。まったく関係ない話ですいません。