大沢さんに好かれたい。

大沢さんに好かれたい。 - 桑島由一
いじめられっ子で、同じ図書委員の大沢さんとの交換日記を楽しみにしている大地。
ある日の帰り道。目の前に突如と現れたのは、怪物とそれと戦う男。
その男はテレビでしか見たことが無いような変身したヒーローの姿をしていた。だが、男はやられ、そのヒーローの元となる「光」は大地の中に入っていった。
ヒーローとしての力と義務を受けついだ大地。
そんな大地に学校で一番かわいい飛鳥さんがアプローチ。
飛鳥さんに知られてしまった秘密。
でも僕は大沢さんが・・・。


ヒーローになったおかげで周囲の態度が変わり、祭り上げられ、そして落ちていく。
そんな中でも変わらず接してくれた大沢さん。
そんな彼女の気持ちに気づいてあげられたなかった大地。
ふたりを襲うのは、ヒーローの敵の悪意。
ラストはちょっと出来すぎかなと思うけど、うまくまとめて
くれてました。


読んでるうちに、ふと村山由佳のシリーズ「おいしいコーヒーのいれ方」を思い出してしまいました。
話の展開はまるで別物ですが、おまえら早く付き合っちゃえよ!系のイライラ感がたっぷり味わえる。こういう展開は結構好みだったりする((ちなみにおいしいコーヒーのいれ方の最新作の感想はこちら))。
そんなふたりのラブ×ヒーローノベル。


そういえば、この本を見たとき、ずいぶん刺激的な題名だなと
思ってたけど「好かれたい」だったのね。
なぜか脳内変換で「抱かれたい」になってました。
欲求不満?