サウス・ギャング・コネクション Bad×Buddy 2

本部とはまるで違う南部の警察署。よく言えばおおらか、悪く言えばルーズ。
そんな雰囲気に馴染めず、仕事を片付けるホンダ。
いつしか誰よりも多くの仕事を持つことになり、必然的に相方のウォルターも割を食らうことに。
「やってられないよ、ホンダさんとは!」
そんな仲違いの最中に、ウォルターがギャングに侵入操作をすることになり……


前作に引き続き、生意気な上司に、生意気な少女に振り回される事件。
ホンダ、ウォルター、どちらの意見も至極まっとう。
あとはその人のスタイルになるんだろうなあ。
ふたりはある意味、水と油なんだろうけれど、動き出せば一生懸命なところは同じ。
それがわかっているから余計腹が立つのかも。


それよりも、新たな展開をもたらしそうな意味深な発言が途中で出てきた。
何でホンダは飛ばされたんだ?
ひょっとしてシルビア疑惑だけが原因じゃないのか?
謎は深まるばかり。


ギャグな場面もシリアスな場面も非常にうまく溶け込みあって好感ありまくり。
次作以降も楽しみなシリーズ第二巻。


サウス・ギャング・コネクション BAD×BUDDY 2 - 吉田茄矢


前作の感想: 12月の銃と少女 Bad×Buddy