三大?四大?

秋山さんのところで「黒死館殺人事件」の感想が書かれていたんですが、そこで「三大奇書の一冊目」という表記を見て、あれ?と思いました。四大じゃなかったっけ?
僕の記憶では「黒死館殺人事件」「ドグラ・マグラ」「虚無への供物」「匣の中の失楽」だと思ってたんだけど……
と思って、ググってみたら、はてなのキーワードに載ってました。

元々は上三作を三大奇書, 三大ミステリ, 三大アンチミステリと呼ぶ. 清涼院流水が著作『コズミック』中で, 竹本健治匣の中の失楽』を加え四大ミステリと呼び始めた.

うお、コズミックに影響されてたのか!まったく覚えてませんが。

ちなみに一番読みやすかったのは「虚無への供物」で、頭の中が混乱してくる面白さを味わえるのが「匣の中の失楽」、入り込んだら出てこれない幻想世界に浸れたのは「ドグラ・マグラ」ってところかな。
黒死館殺人事件」はまだ読んだことがありませんが、他の作品同様、どっかおかしいんだろうなあ。ゾクゾクする。

そういえば「ドグラ・マグラ」を買うとき、めちゃめちゃ恥ずかしかった記憶がある。中身はそんなんじゃないのに、表紙がすごくて。

ドグラ・マグラ (上) - 夢野 久作