年末年始に読むライトノベル2008

おれ、この仕事が終わったら、寝正月にするんだ……という人が多いかどうかわかりませんが、まったり過ごす正月休暇に、ライトノベルでも読んでみようかなという方に、2008年に出版されたライトノベルの中から、手を出しやすいオススメ作品を考えてみました*1
ちょっとした休暇用ってことで、1冊もの、もしくはシリーズにしても4、5巻ぐらいで終わってる作品に的を絞っています。

ぶよぶよカルテット

音楽をやめた地梨琢己が、サティを愛する音城トリル先輩に振り回されていくうちに、音楽の楽しみを思い出していくお話。
音楽への真摯な態度や、合奏のすばらしさに惹かれるばかり。ああ、自分も何か楽器を弾ければと思うこと間違いなしです。→ (感想)
ぶよぶよカルテット (一迅社文庫 み 1-1)

さよならピアノソナタ

音楽といえば、この作品を忘れてはならない。恋と革命と音楽が織り成す青春物語、全四巻。
知らない曲もたくさん出てくるのに、読んでるとき、心に音楽が奏でられてました。文章からイメージが広がり、曲が聞こえるお話。ステキです。音楽だけじゃなく、言葉も、心に刻まれるお話でした。→ (感想)
さよならピアノソナタ (電撃文庫)さよならピアノソナタ〈2〉 (電撃文庫)さよならピアノソナタ〈3〉 (電撃文庫)さよならピアノソナタ〈4〉 (電撃文庫)

暴風ガールズファイト

嵐を呼ぶ女・五十嵐千果の熱意に巻き込まれた少女たちが、ラクロスで全国を目指すお話。
ラクロスといわれても、ぼんやりとしか思い浮かばない僕でしたが、読み始めたらどっぷりです。オレンジのボールをクロスで飛ばす快感。ボールを追い回す楽しさ。読んでて自分もやりたくなってきます。
素人集団が、お遊びじゃなく、全国を目指すんですから、とんでもない努力が必要なんですが、それもまたきっちり描かれてて、笑いあり、涙ありと、最高なお話でした。なんで二巻で……という涙もあったりするけど、読んで損はないです。→ (感想)
暴風ガールズファイト (ファミ通文庫)暴風ガールズファイト 2 (ファミ通文庫)

俺の妹がこんなに可愛いわけがない

今どきの小生意気な妹が実はオタク趣味を持ってて、秘密を知ってしまった兄貴が振り回されるというお話。タイトルと表紙イラストで勝ちだと思いましたが、内容も面白かった。ネタも満載らしいので(僕はあんま気づかなかったけど)、探してみるといいかもしれません。単発ものとして読んで問題ないし、続編も面白いので、気に入ったら手を伸ばしていいんじゃないかな。→ (感想)
俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈2〉 (電撃文庫)

とある飛空士への追憶

心を閉ざした次期皇妃ファナと最貧民層に生まれた少年シャルルが飛ぶ一万二千キロの空の旅。
お互いに少しずつ心を開いていく展開がほんとステキで、なんと温かく、切ない物語だったか。読んでいると空の情景が浮かんでくるお話でした。→ (感想)
とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い) (ガガガ文庫)

ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ

番外で。「ラグーン商会」が、奇行変人の集団を運んだら、その一行が襲撃した船に張がいて、さらに襲撃者の影にバラライカが……というオリジナルもの。
ブラック・ラグーンのコミックを読んでる人なら、ぜったいに読んで損はない。というか読まないと損!雰囲気も、格好良さも、コミックそのままですからね。特にバラライカの過去話は必見です。レヴィの妖艶なイラストもね!→ (感想)
ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ (ガガガ文庫)
血と硝煙の匂いが伝わってくるようなお話が好きな人は、コミックと合わせてどうぞ。
ブラック・ラグーン 1 (1) (サンデーGXコミックス)ブラック・ラグーン 2 (2) (サンデーGXコミックス)ブラック・ラグーン 3 (3) (サンデーGXコミックス)ブラック・ラグーン 4 (4) (サンデーGXコミックス)
ブラック・ラグーン 5 (5) (サンデーGXコミックス)ブラック・ラグーン 6 (6) (サンデーGXコミックス)ブラック・ラグーン 7 (7) (サンデーGXコミックス)ブラック・ラグーン 8 (8) (サンデーGXコミックス)

5冊+番外編で選んでみましたが、単発もしくは手の出しやすい冊数での完結作品でオススメってのは、結構難しいですね。継続シリーズだけど、冊数が少ない作品はいろいろあるんですが……今度こっちのリストも作ってみようかな。