うさみさん・でゅろんさんによるでるたんプロジェクトの感想など

まずはでゅろん本からいただいた本。

けいおん(1)(2)

元気娘なドラムス律、クールに見えてシャイなベーシスト澪、おっとりお嬢様の紬、初心者ギタリスト唯が、廃部寸前だった軽音部に入部し、まったりだらだら部活動するお話。音楽シーンよりも、紅茶と菓子の午後ティー描写が多いように感じるけど、それはそれ。テスト期間も集まってはわいわい騒ぎ、合宿といっては遊びまくり、ちょっとだけセッションしたりと、楽しんでる様子がとても伝わってくる。顧問の先生も、ステキな過去をお持ちでなかなか侮れない。いいなーメンバーに入りたいなー。
二巻になると後輩の梓が新たに部員として入ってくるけど、彼女のツンデレっぷりにニマニマしつつ、やっぱり一番は澪だなあ。あの恥ずかしがりやさんな姿は、普段とのギャップで萌える。
とかいいながら、唯の妹（お姉ちゃん大好き）、憂も好きですけどね。

以下、うさみさんから借りた本

火星ロボ大決戦！

ペンギン帝国に対決するために開発された惑星ロボシリーズの火星ロボ。それを操縦する女子高生ギコと、先代の操縦士ヂョウが中心となって、ペンギン帝国とロボ対戦をするお話。超バカ話です。有線でつながってPSみたいなコントローラで操縦するとかありえない！基本的に全員ボケなので、バカバカしいことこの上ないですが、読み進めていくとジャブのように効いてきます。後半笑いっぱなしでした。
お色気担当のペンギン帝国司令官らぶー。

だって愛してる

売れない作家の旦那さんと、家計を支える奥さんのにぎやかな夫婦模様を描くお話。元々むんこさん好きなので、期待はしてましたが、予想通り面白かった。毎度毎度飲んべえな旦那を叱咤する姿を見ていると、なんでこんな男と一緒にいるんだろうと思ったりするんですが、旦那さんは旦那さんで奥さんを大事にする様子が見えて、奥さんもまた旦那さん大好きな描写が見えてくると、応援したくなるんですよね。売れない作家さんが本を出したときの喜びの様子とか、すっごいよかったなあ。
ラブモードやらシリアスモードが見えると、普段のコミカルさとのギャップにやられて、ぐすっとなる。

GA 芸術科アートデザインクラス

タイトル通り、芸術科アートデザインクラスのお話。天然な人とか単純な人とか、五人ぐらいのメンバーが、時に文句をいいながら、時に楽しみながら授業や課題をこなしてくお話。お馬鹿なことやってるなーと思うこともあるけど、中には色彩話とか、へーと思うようなこともあって、楽しかった。何より、絵を描く楽しみみたいなのが伝わってくるのがいいですね。

棺担ぎのクロ。~懐中旅話~ (1)

棺を担ぎ、真っ黒な旅装で旅を続けるクロのお話。イメージ的には「キノの旅」みたいなものかしら（適当）。訪れる村で、時にはじかれたりすることもあるけれど、逆に良い出会いもあったりして、温かい気持ちになります。クロが抱えてるものははっきりとわかりませんが、重いものであることは間違いなく、でも共に旅するようになった白い子供のニジュクとサンジュの無垢さに救われていくような展開にじわっとくる。
今回借りた中で一番好きです。

勤しめ!仁岡先生 1

子供が大嫌いな教師・仁岡先生と彼に惚れた自称不良の女子生徒・浅井さんを中心に描く学校物語。粋がってるけど、実はいいことばかりしてる浅井さんがすっげー可愛いですが、彼女の可愛さを愛でるのがクラスメイトのみならず教師までいるから変人ばっかりです。子供嫌いと公言して悪どいことばかり考えてる仁岡先生が一番まともに見えるんだからひどい。
周囲がボケばっかりで、ツッコミ専門となってしまった仁岡先生にエールを送りたい。

だめよめにっき

オットのことが大好きで、時にストーカーチックまがいのこともしでかしちゃうヨメ話。だめよめっていうか、ある意味万能なんだけど、それを変なことにしか使わないから、だめよめになっちゃうのか。旦那さんラブっぷりが伝わってきて、ごちそうさまといいたくなりますが、会話的ノリがないので、個人的にはちょっと物足りなくも思う。

まとちゃん

虫をこよなく愛する小学生・まとちゃんのお話。
イラストが可愛いのに扱ってるのが虫か……。こういうのきもかわいいとは言わないですよね？ほのぼのするところもあるんだけど、やはり一部あわないところも出てきて、素直に楽しめなかったりする。

WORKING!!

ファミリーレストラン・ワグナリアの店員さんたちの様子を描いたお話。店長のやる気のなさが素晴らしいですが、そんな店長を餌付けする八千代さんの百合っぷりも負けてない。まあ、変態さという意味では、一応主人公になるのかな？という宗太もすごかったですけど。普段まじめに見えるのに、小さいもの*1が大好きというシーンは、某龍花さんを思い出して引いてしまうものがある。
喧嘩やらからかいやらばかりしてる人たちの間に、実は恋愛要素が隠れてたりするところが、僕の中でポイント高いです。

そんな感じです。

あ、あと、うららさんにお薦めされた「ルナティック雑技団」も読みました。

ルナティック雑技団

あまりに完璧すぎて他の人が声をかけれず、結果として自分は嫌われ者なんだと思い込むようになった天湖くんと、両親の仕事の都合から彼の家に居候することになった夢実ちゃんのお話。
すっごい面白かった！息子大好きおばさんの妨害工作の本格化や、天湖くん大好きな成金さんの猛アタック（＆執事黒川のからかい）や、学園アイドルルイルイのハイテンションさなど、はじめはくだらないギャグに普通にクスクスしてたんだけど、いやはや、まさかこのテンションで、恋愛要素を魅せてくれるとは思わなかった。特に最終巻。ルイルイの男っぷりにぐっときて、成金さんの乙女っぷりにじわっときました。いや、ほんと素晴らしかった。オススメサンキュー。

まろんさんおすすめは「お兄ちゃんと一緒」。

お兄ちゃんと一緒

祖母を亡くし14歳でひとりぼっちになった桜の前に、離婚した父の子が四人、兄としてやってきて一緒に暮らすことになるお話。はじめは突然のことに戸惑いながらも、ひとつひとつ家庭内におきる問題を解決していくことで、家族としての絆が生まれていく展開は素晴らしい。また桜が可愛いんだ。意地をはることもあるけど、何事も一生懸命で、ちょっとだけ兄に甘えることを覚えていくやりとりに、クーとなる。妹ものなんてうんざりと思ってるこの僕ですら、桜が可愛く感じるんだから推して知るべし。
とりあえず続刊読んでいきます。オススメサンキュー！

*1:幼女