らのさい!

実は発売前に献本されて読んでました。


らのさい!

らのさい! (LA文庫)

大まかにいうなれば、「ばけらの!」のラ管連版です。サイト管理人は、実は美少女だったという設定で、サイト管理人な女の子たちが、主人公たる平和(たいらかず)のまわりで、ドキドキするラブコメです。

とりあえず、各登場人物たちが主となる話の感想など、つらつらと。

ことりんの章

メイドロボなことりん。
控えめで、ちょっぴり内気な彼女が、炎上とまではいかないまでも、ショックな出来事を受けておちこんでたとき、仲間の励ましを受けて、前を向くところが良かった。
がんばります!って言葉が似合うのは、彼女しかいないね。

キッリの章

とりあえず、鬼畜眼鏡という言葉を初めて実感した作品でした。
良くいえばツンデレでもあるんだが、いやはや、ひどい。
女の子が女の子にするから許されるんじゃないかというギリギリを狙ったお話でした。

のべるの章

各物語に必ず顔を出す最強サブキャラですが、策士っぷりもすごかった。まさか、いんの天井ジャンプを利用するとは……恐るべしと言いながら拍手したくなる。
闇の眷属だけに昼間は弱く、それ故に策に走ることもあるんですが、ラストのバトルは圧巻だったなあ。主人公を送り出すために、敵陣に一人残ったときの勇姿にしびれまくり。

ルカ&むにょるげの章

幼女スキーが書く幼女の姿は、半端ない可愛さに包まれてました。
純粋無垢なルカとはいえ、変態むにょるげをどうしてこうも信用するのか不思議でたまらないんですが、出会いのシーンとかみると仕方ないかと思わなくもない。
それを利用するむにょるげの変態っぷりには、正直ひいた。

裏野いづみの章

四コマ。随所にオフ会のネタが挟まれてるかと思ったら、趣味丸出しな女装ネタなどもあったりして楽しい限り。
ヒロインにあの台詞を言わせるあたりが、心憎い演出です。

けーこの章

トリを飾るのは姫物語。
やや影のある少女けーこが、ラ管連な面子と出会って、少しずつ心開いていく展開は、オーソドックスながらも、惹かれるものがあります。
特に平カズを意識するようになってからの彼女は、どんどんと可愛くなっていって、ほんとステキなんだ。そりゃ、姫と呼びたくなるよなあ。
彼女の思いきった告白に、平カズがどう返したかは、読んでのお楽しみと言うことで。
超おすすめ。

とまあそんな感じで

他にも、宇佐妓、ねここ、深月、音海などのお話もありましたが、長くなるので簡単な紹介までとしておきます。

しっかし内輪ネタも多かったけど、楽しいお話だったな。これはひょっとしたら、そのうち誰かがでるたんネタで書いてくれるんじゃないかしら。
嘘だけど*1

*1:どこからどこまで嘘かは、ご想像にお任せします