RPG
ハルヒの二次創作。
「SOS団がファンタジー世界にいたらどうなるだろう?」を題材にして(で、いいんだよね?)、こーさかさんが「スーパーハルヒワールド」を、結城音海さんが「そして、誰も続きを知らない」を、ユッカさんが「勇者などいない」を書いています。
スーパーハルヒワールド
魔王である古泉にキョンが拉致されて、勇者ハルヒ一行が助けにいくお話。キョン視点です。
まさか土管を使うとは!思わず吹いてしまったのは僕だけじゃないはず。
それはさておき、魔王といいながら魔王らしくない古泉がだんだんカワイイ奴に思えてくるから困ります。拉致された立場なのに、傷の手当てとかしちゃうキョンの気持ちがよくわかる。
そんなふたりのやりとりもいいけど、最後にハルヒが古泉に投げかけた言葉が、ああ、このメンバーだなって感じで良かったです。
そして、誰も続きを知らない
ハルヒが来ないと部室を出た途端、別世界にとばされ、ハルヒを預かったというメッセージがPCに現れて、というお話。キョン視点です。
いったい何が起きているのかがわからない前半は、不安と同時にわくわくするものがあります。っていうか、魔王*1がアレっていうのは反則すぎる。勝てっこないよ!
反面、魔王が出てきてからは……ちょっと失速かなー。対魔王話とか、旅先でのお話っていうのがとってもおもしろそうだっただけに、物足りなく感じてしまうのかもしれません。
オチはずるいと思った、うん。
勇者などいない
みくる姫にかけられた呪いを、魔の物のもとへ赴き解いたとする人を探してほしいと依頼された古泉が、捜し当てた先で……というお話。古泉視点。
口ではなんだかんだ言いながら、キョンがハルヒをみる視線が優しいなあ。自分の存在を賭けておきながら、それを苦と思っていないところが、とてもキョンらしい。
古泉の秘密については、今のメンバーでは力になれない……と思った直後に明かされる真実に笑った。森さん……あんた最高だよ。
強気だけど、気に入った仲間にはとことん優しいハルヒの姿がかいま見えたのも良かったです。
このパーティで繰り広げる冒険は楽しそうだ。
*1:前か