ミステリ読みなんだよ

寝る間際の西澤保彦TLに懐かしいなと思っていたら、寝た後も続いてたのか……西澤保彦の初期作品はほんと素晴らしいので読むと良いです。
多くの人に薦められるといったら「七回死んだ男」が一番いいかな。

一日を繰り返す「反復落とし穴」を体現する少年が、祖父が殺された日に「反復落とし穴」にハマり、祖父の殺害を防ごうと頑張るのに、毎回殺されてしまい…というミステリです。軽い感じで読みやすいのに、とても本格的なミステリで、思考をなぞっていくのが面白いし、さりげなく恋愛要素もあったりするから（ちょっとだけど）いいんだなあ。
これはノンシリーズだけど、タック＆タカチシリーズは、さらに面白いんだよなあ。時系列バラバラなんで、どの作品から読んでも良いような気がしますが、「依存」だけはある程度、シリーズ作品読んでからのがいい気がする。

今のところシリーズ最高傑作は「依存」だと思ってるけど、一番好きなのは「麦酒の家の冒険」です。「九マイル」系が大好きってのもあるけど、だべりながら酒飲みながらわいわいやってる雰囲気がすっげー好きでした。これ読んでお酒飲もうかなと思ったぐらいですから。若かりし大学時代の思いで。

なんてこと書いてたら、久しぶりに読み返したくなってきた。本棚漁ってみよう。西澤保彦スペースはちゃんとあったはず……。

といいながら読む時間が取れないのはいつものことです。本日の購入本。

今月電撃新刊少ないなーと思ってたら、なんか他のたくさん買ってる気が……