こういう日はマンガを読むに限る

おれ、寝過ぎじゃね?ってぐらい昼寝してる休みの日。
本を読むなら家でも外でも変わらないので、明日はどこかに出かけようかしら(外にいる間、僕が寝ることはない)。

そんなわけで、今日はあまり本が読めてないんだけど、リッパーさんから勧められたポラリスベル」は読んだ。決してBLにはまってるわけでなく、単に恋模様が切々と語られるお話が好きなだけである。相手が男であるか女であるかなど、些末なことに過ぎない。*1
ポラリスベル」は、男でも女でもいけるだらしのない学生の主人公が、車掌さん(よりによって元彼女のお父さん!)を好きになるお話。
ポラリスベル (MARBLE COMICS) - テラシマポラリスまでの距離 (MARBLE COMICS) - テラシマ

第一印象は最悪だったのに、酔っぱらって駅でつぶれてたら介抱してくれて、そのとき見た夜空と聞かされた星の話が心に残って、電車に乗る度に視線が車掌さんを追ってしまう。これは恋かな、恋かなと浮き立つ心がとてもいいのです。
元彼女に知られるハプニングから三角関係が生まれたりもするんですが、友達としての大切さと、伝えられない思いなどが、優しく表現されてて、温かさに包まれる物語に嬉しくなってしまうものがありました。車掌さん側から語られる娘の友達を見る視線もまた温かい。

続編である「ポラリスまでの距離」では、思わず口にしてしまった思いから、気まずい関係になってしまうんだけど、戸惑いから口を噤んでいたことを恥じて、相手に言葉を尽くしていくやり取りが、切なくも良かったです。最後に成長した秀悟が、ポラリスを見せるシーンが素敵ったらない。
とてもプラトニックな話なので、BLとかそんなの抜きにして、オススメしたくなる物語ですね。
リッパーさん、オススメありがとう!

*1:そう思うようになってしまった自分がいることに気づいて愕然としてる