影執事マルクの迷走

マルクがホッと胸をなで下ろすと、ドミニクが何か思い出したようにポンと手を叩く。
「ああ、でも、今日はアイシャもいっしょに行った方がいいと思うよ」
「何故、そのような危険を?」
「……あの、マルクさん?今、危険って」

アルス・マグナが見せる過去の出来事の追体験という形で語られる短編集。自業自得な目に遭ったり、乙女心を理解しない唐変木マルクにニヤニヤしまくった。そして、ラストにきゃーと叫びたくなる。→ 感想