吉村夜
「お前にははっきり言おう。二人とも、もういねえ。いねえものは、いねえんだ」 「だが」 「お前の愛した女はまだ生きている。生きてこの世にいる」 「いいじゃねえか、それで。お前は、まだ一番の宝物を失ったわけじゃねえ。違うか」 もうちょっと戦争方面…
(おれは、もうヒバナのそばにいない方がいいだろう。君をいつまでも見守っていたい。けれど、おれは上手に嘘がつけるような、器用な人間じゃない。うっかりボロを出して、君を傷つけてしまうかもしれない。おれは立ち去ろう。それでいいんだ。気味さえ幸せ…
「これは、使命なのかもしれない」 「使命?」 「おれにはもう未来はない。だが、他人の未来を守ることはできる」 「アンタレス……」 今回もきつかったですが、最後は切なくも温かい終わり方でした。続きが楽しみ → 感想
(まさか……まさか、こいつは、ウォーリアーではなく―) 心の奥深くから、ある単語が戦慄をまとって浮上してくる。 多くのものを失い、代わりに恐ろしいほどの戦闘能力を手に入れる。悪魔の契約。 VG.TYPE-D。 その者の名は、ディアブロ。 面白いけど、微妙に…