布施文章

思い出したくもない人生最悪の96時間

「俺は……。俺は、何も知らない。訪ねたときには、もう」 それを聞いた刑事たちは顔を見合わせた。 「もう少し、詳しく話を聞かせてもらえますかな?」 「任意だが、我々に協力したほうが、あんたのためだ」 「待ってくれ!俺を疑ってるのか?冗談じゃない!…