わたしの過去。それは忘れてしまいたい、嫌な思い出の数々だ。だけど、そういった土台があったから、わたしはみんなと出会えた。そこでの反省や後悔が今の原動力になっている。 今まで昔の自分を忘れることばかり考えてきた。かつての自分を認めようとはしな…

たった一文。この一文で、わたしの胸は急に熱くなった。 静かにページを閉じる。そして、その本をぎゅっと抱きしめた。 「バカなお姉ちゃん……」 喧嘩したときの魔法といえば、これですよね。ほのぼのする短編集でした。 → 感想

「だ・か・ら」 永音先生は、人差し指だけ立てた右手を左右に振りながら、一文字ずつ発音する。 「真帆ちゃんにも協力してもらって、是非ともその悪魔を速攻で捕まえようってわけ！」 「悪魔を捕まえるんですか？わたしも手伝って？」 「う〜ん。イメージと…

「男ってさ、好きじゃなかったら告白しないよね？」 夏樹は目を丸くする。突拍子もない質問なのは自分でも分かってる。 「それは、女でも同じだと思うけど」 「そうだよね……。ところで、なんで一回断ったのに、二回目はOKだったの？」 「うーん。最初は別に…

かなりお勧めできるラブコメ。第1回MF文庫Jライトノベル新人賞佳作受賞作。 → 感想