ネクラ少女は黒魔法で恋をする 3

「だ・か・ら」
永音先生は、人差し指だけ立てた右手を左右に振りながら、一文字ずつ発音する。
「真帆ちゃんにも協力してもらって、是非ともその悪魔を速攻で捕まえようってわけ!」
「悪魔を捕まえるんですか?わたしも手伝って?」
「う〜ん。イメージとしては、もっと真帆ちゃんメインでもいいわね」
「わたしと永音先生の二人で捕まえるって感じですか?」
「もうちょい、真帆ちゃん寄り」
「永音先生に手伝ってもらって、わたしが捕まえる?」
「もう少し!」
「わたしだけで捕まえる?」
「それじゃあ、その方向で」
「そんな方向ありません!」

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