「それが勝手だと言うんだ。僕がそんなこと望んだか？僕のために犠牲になっていいなんて言ったことがあるか？」 「ルイス様……」 「ネピアがいなくなったら、僕は独りになってしまう。そんなことは許さない。勝手に壊れたりするな。僕が怪我をしなくても、ネ…

「あっくんて、ときどきあきらめが良すぎるよね」 「あの人数じゃかなわないって」 「そんなのやってみなければ判らないじゃない」 「判るんだよ、僕には」 凛は不満そうに息をついた。 「また例の秘術？」 計算で未来がわかるという算法を使った物語。→ 感想

> ヒートしたことを報告すると、母は素っ頓狂な声をあげた。 「やっちゃったの！？」 そんな台詞、叫ばないでください、お母様。 「やってない！未遂！未遂！」