長野聖樹

星への願い、叶いますか? あめーじんぐ・はいすくーる3

「そやな、ウチも本当やったら首つっこまん方がエエのかもしれん。イズミにはイズミの事情があるんやし」 そこでフランがさらに身体を寄せてくるのが感じられた。 「けどな……イズミがウチの目の前で泣いとるんやで?そんなん無視出来るわけ無いやんか?お節…

魔法の授業、始まりですか? あめーじんぐ・はいすくーるⅡ

アル先輩はどうおもっているのでしょうか? かっかしていた頭が冷えると、今度は心臓がドキドキしてくる。 自分が困ったとき、アル先輩は颯爽と現れて、窮地を救ってくれる。それは…… ― 後輩だからでしょうか? そう思うと嬉しい気もするが、なんだか寂しい…

可愛い魔獣、飼いませんか? あめーじんぐ・はいすくーる

「フランさんだけでも生物部へ行ってください」 小さな少女の小さな口から出た言葉は、とても小さい声だったがフランの耳に、たしかに伝わった。 このまま逃げてしまうのは簡単だろう。 けど、……クラスメイトを見捨てて、適当なクラブに入って、三年間楽しく…