高野冬子

Mother ―そして、いつか帰るところ―

『ちょうどいい。このまま「結」を消してしまえ』 「えっ!?」 『どうせ、「例の計画」が成功したら、殺す予定だったのだ。これは、いい機会ではないか?』 火星の海で生まれた人間型生命体と、それを憎む立場にいる男の子が恋をするサイエンス御伽噺。ラス…