マルドゥック・スクランブル
全三巻のSF。
ある男性に買われた少女バロットが、事故を装って殺されそうになる。
そんな瀕死の少女を電子的技術によって助けた事件担当機関のドクターと
ネズミ型万能兵器のウフコック。
男性の犯罪を証明するために、その三人が事件を追う。
というストーリィ。
一巻は銃撃戦やら爆発やら派手なアクションが多いですが、二巻以降はが
らりと変わり静かな展開。ただし二巻以降のほうがダントツ面白い。
調査のためにカジノへ行き、ポーカー、ルーレット、ブラックジャックを
やるんですが、その緊張感はとんでもない!
それぞれの駆け引きが見事に表現されている。
電車に乗りながら読んでいたら、集中していたせいで思わず乗り過ごして
しまいましたよ。
いやあ、物語ってほんとうに素晴らしいですね。次作以降も期待大の作家です。
大傑作。