2004-07-21 白光 [amazon] book 連城三紀彦 ある日、4歳の少女が殺された。 その時を境に、隠されていた家族の憎悪が現れはじめる。 姉の夫を奪う妹、妹の姉に引かれる夫、戦時中殺してしまった少女の夢にうなされる祖父。 子供は皆が望んだがゆえに亡くなったのか? それぞれの複雑な人間関係を解きつつ、進む物語。 読み進めれば進めるほど、悲しく、怖くなっていく。 相変わらず緻密な物語。やっぱり連城作品だなあ、って感じてしまう。 ハードカバー作家に格上げ。