9S (ナインエス) Ⅴ

新章スタートといったところか。
ADEM を脱出した由宇と彼女と共に行動することを選んだ闘真が向かう場所は、峰島勇次郎の旧研究所。
由宇を逃がしたことで責任を迫られる ADEM
その ADEM に取って代わろうとする組織「海星」。
もはや人類最強のコンビかと思われた由宇や闘真を超えそうな敵「七つの大罪」。
ストーリィ序盤の二人の平穏が非常に好ましいものであったがゆえに、後半、特にラストが厳しい。
だが、確実にふたりの、特に由宇の闘真に対する信頼は上がっている(よね?)
あとがきで読める作者のこのシリーズにかける思い。熱いねぇ。
そういえば、1月1日に書いた2004年に読んだ本の勝手にランキングベスト20 にこの作品が入っていないのは、単に忘れてただけです(おい!)。というか、シリーズものの場合、1冊だけで評価するのって難しいんですよね。シリーズが完結していたら評価しやすいんですが。というわけで、実質ベスト10 に入るぐらい推している作品です。
スピード感あふれる作品が読みたかったら、ぜひだうぞ。僕はとことん追いかけていきますよ!


9S <ナインエス> Ⅴ - 葉山透


次作の感想: 9S (ナインエス) Ⅵ