ダーウィンの剃刀 [amazon]

主人公のダーウィンは事故調査員。ある日、調査が完了し車で家へ戻っている最中に、いきなり銃弾の嵐を浴びせられる。奇跡的に生き残ったものの、なぜ狙われたのかわからない。捜査員によると、狙ったのは以前より自分たちが追いかけていた犯罪組織である。今後も狙われる可能性があるダーウィンに対し、協力を要請したが・・・・・・。

この著者の作品を以前に読んだのはいつだろう。初めて読んだのは「殺戮のチェスゲーム」。文庫で巻、合わせて1500ページ以上の大作。これがものすごくおもしろい。あの長さの作品を二日で読んだのは初めてかもしれない。それぐらいおもしろかった。
その後も「サマー・オブ・ナイト」、「夜の子供たち」、「カーリーの歌」など読み続けておりましたが、超大作ハイペリオンシリーズはすごかった。「ハイペリオン」「ハイペリオンの没落」「エンディミオン」「エンディミオンの覚醒」と文庫ですべて上下巻、全3000ページ以上もあるよ!買うときにこれほど躊躇した文庫があっただろうか。いや、ない(反語)。おもしろかったからいいんですけどね。

ま、そんなわけで、SF、ホラー、ファンタジィと何を書かせてもおもしろい、万能型シモンズのサスペンス。
読まなきゃ損です。

ダーウィンの剃刀 - ダン・シモンズ