ブルー・ハイドレード 〜融合〜

人類は「Uデンジー」ウイルスにより危機を迎えた。発病すれば助からないその病気を唯一抑える方法は、海に潜むことだった。そして、人は海で暮らすこととなる。だがそんな時代でも人は争う。
その日、仕官候補生たちが行っていた演習の最中に突如敵が現れた。
監視役としてついていた上官たちが指揮を執ったものの、家柄だけが自慢の軍人ぞろい。下手を打ち、自艦の沈没が目前にせまったとき、候補生のひとり、ソリカは行動した。死ぬぐらいなら、艦を乗っ取り相手を倒す。そして深海で起きるクーデタ。


次から次へと襲ってくる危機。圧倒的なまでのスピード感に、ただただページをめくるばかり。このスピード感はクーンツ並といっても過言ではない。
銀盤カレイドスコープもすばらしかったけど、まったく違うジャンルでもここまでやってくれるとは!明日次巻を読みます。待ちきれん。


ブルー・ハイドレード 〜融合〜 - 海原零


次作の感想: ブルー・ハイドレード 〜転移〜