少女がくれた木曜日 [amazon][bk1]

気がつくと、見知らぬ世界にいた。周りには何も無い世界。
なぜ自分がこんなところにいるのかわからない。
ふと、目の前に現れた小さな女のことが言う。
「あなたは事故にあって死んでしまったんです。でも寿命はまだ残っている。なので、チャンスをあげます。事故にあった日を三回繰り返すので、なんとか回避してください」
そして、自分が死んだ日が始まる。


こういったタイムループ系を読むと、西澤保彦の「七回死んだ男」を思い出す。あれは傑作でしたが、これもなかなかおもしろい。まあ、答えは結構すぐわかりますが(登場人物少ないしね)、富士見ミステリーなら楽しむべきところはそこじゃないだろうと。
主人公の真剣な姿が爽快。


少女がくれた木曜日 - 新井輝