新井輝

ROOM NO.1301 #11 彼女はファンタスティック!

「私のこと、今でも好きですか?」 いつになく冷静でない健一に違和感あったりしたけど、最後はハッピーエンドでよかった。→ 感想

ROOM NO.1301 #10 管理人はシステマティック?

「こんな私でも、ここにいていいんだと思えるから」 思えるから、と冴子は言う。 「いてください」 だから健一は冴子の手に触れて、短くそれだけを言った。 寂しさ漂うお話が終わりを予感させてくれます。にしても、いったいどうなっていくんだろう。気にな…

ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・ふぉー

「ん?どうしたのかね?」 「それが……」 「今、絹川君は綾さんの催眠術のせいで、皆、大海さんに見えてるみたいなんです」 これはなんとも楽しいお話でした。全体的に、本編の補足となるお話ばかりでしたね。淡々としてるのに、惹かれるものがあるなあ。 → …

ROOM No.1301 #9 シーナはヒロイック!

千夜子だけが幽霊マンションと関係ないところにいて、でも健一の側にいる特別な人間なのだ、と。 「でも本当にダメそうなら、私に相談してください」 それが伝わったのか、千夜子はふと和らいだ表情を浮かべる。 「はい」 だから健一は自分も笑って、千夜子…

私の愛馬は凶悪です

「霧理は更正のために『いい人』を演じないといけないって思ってるのよね?」 「……それはそうかも」 「本当に『いい人』で終わりたいなら、それでもいいけど。ね、霧理?」 「なに?」 「自分に正直になるって、すごく大事なことよ」 こういう恋愛ものは大好…

ROOM No.1301 しょーとすとーりーず・すりー

「やっぱり疲れてるなら代わりましょうか?」 そしてまだまだ諦めてないことまでアピールしてくる。だから俺はまた、ああ、こういう娘だったなと思い出す。 「千夜子ちゃんは可愛いなって思ったんです」 だから俺はそう言っていた。それは嘘ではなく、本当の…

ネコのおと―リレーノベル・ラブバージョン

「富士見の作家さんってそんなに関係各機関から恨まれてるんですかっ。それともこれは富士見須を亡き者にしようとする○撃文庫の陰謀ですかっ。編集長、なにか心当たりはありませんかっ」 「ごっめーん、ないや!」 この桃色ネクタイ、何のために登場してきた…

ROOM No.1301 #8 妹さんはオプティミスティック!

「ライブってのはハプニングがあるから面白いんだ。この次はこうしてとかそんな計算なんていらないんだよ。信じろ、健一。お前はぶっつけでもあのライブが出来た男だ。あれから俺たちは何回ライブをやったと思う?そんな俺たちが今更あの程度の客の前でびび…

さよなら、いもうと。

「でもさあ、ほら。途中で食い止めようとするのはよした方がいいと思うんだよ。転がり始めたら最後までとりあえず転がってみる方が面白いでしょ?転びそうな時もそうだと思うんだよ。無理に踏ん張ると体に負担かかるし、結局転ぶんだよ」 「だったら、さっさ…

ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・つー

四篇からなる短編集 → 感想

ROOM No.1301 #7 シーナはサーカスティック?

いきなりきたか! 感想: http://www.booklines.net/archives/4829163275.php

ROOM NO.1301 #6 お姉さまはストイック!

その夜、シーナは酔っていた。 家に帰さないとまずいと思った健一は、歩けないシーナを背負い、夜道を歩く。 「バレバレでした?」 道ならぬ恋に悩むシーナ、いや日菜。 「でも好きなんです。特別なんです」 その想いははたして届くのだろうか。 そんな状況…

ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・わん

目の前に倒れている女性。どうやら綾さんのようだ。 特に大事はないようだと思いきや、いつもと違う雰囲気。 え?記憶喪失に? - 「僕と綾さんの素敵な思い出」 健一と離れた生活を送る毎日。 そんなとき高校の同級生だった宇美からスパリゾート(銭湯)へ誘…

ROOM NO.1301 #5 妹さんはヒロイック?【amazon】

彼女と夏祭りに行くことになった健一。 そんなふたりの(特に彼女である千夜子のことが)気になってしょうがないツバメ。 そんなツバメと佳菜が出会ったら、ケンカが始まるのは当然のこと。 そこへ現れるシーナこと日菜。彼女が好きな女性っててひょっとして…

ROOM NO.1301 #4 お姉さまはヒステリック!【amazon】

まさか姉が自分を思っているとは思わなかった。 だが、いつだって自分のことを考えてくれていたのは間違いなかった。 そんなふたりが同じ家に住んでいれば、こうなることは時間の問題だった。 だが、そこへ現実が待ち受ける。もう家には帰れない。 そんなと…

ROOM NO.1301 #3 同居人はロマンティック?【amazon】

彼女と海に行くことになった健一。 楽しいはずの旅行中にふと思い出す。 しないと眠れないといい、事実やらないときはフラフラしている冴子。 自分が旅行している間、彼女はどうするのだろうか。 そんなことを思う自分に嫌気が差す。 そんな二人を見ていた姉…

ROOM NO.1301 #2 同居人は×××ホリック?【amazon】

クラスメイトである冴子の評判は悪かった。いわく「ヤリ魔サセ子の女」 そんな彼女は13階の鍵を持っていた。それも健一と同じ部屋の鍵を。 噂を信じてはいなかった健一だが、彼女は言う。 「わたし、しないと眠れないの」 付き合っている彼女とはプラトニッ…

ROOM NO.1301 おとなりさんはアーティスティック!? 【amazon】

そのマンションは 12階建てのはずだった。 だがなぜか 13階の鍵があり、階段を上っていくと 13階にたどり着ける。 そこに住んでいる芸術家の綾。 クラスの女の子に初めて告白された日の帰り道、倒れていた綾をその 13階まで連れて行ったのが始まり。 まさか…

寝起きの悪い定休日【amazon】

本編とは異なりタイム・リープはない、登場人物たちのサイドストーリィ的な短編集。 「カバーガールは似合わない」 サブ主人公的な千尋が主人公。バイト先での物語。そうだね。この子は守りに入ったらダメだね。 「大人になれない日曜日」 一美と貴博のケン…

貴方に言えない日曜日【amazon】

今回はループ者が正吾ではなく一美。 のん気なキャラであるがゆえに、今まではそこまで浮き彫りにならなかったループ者の苦しみが明確に表現されている。それゆえに、読んでいてちょっとイライラしたけれど、まさか彼女が…だったとはね。 いや、途中で怪しい…

二人で見つめる土曜日 [amazon]

クラスのみんなで訪れたスキー場。 大荒れの天気でペンションに閉じ込められた状態で起きるのは連続殺人事件。 ひとり、またひとりと死んでいくが、外部から進入することはできないはず。 だが、クラスメイトが殺すなんて事はありえるのか? 今回は正吾と千…

あの娘を信じる金曜日 [amazon]

またもや時間軸が異なる世界に呼び出された正吾。 話を聞くと文化祭で三人が亡くなる事故が起こるとのこと。 同じ日を三回繰り返すうちに、一番いいと思える未来にしてほしい。 その世界の住人「トーカ」に言われ、タイム・ループに突入する。 だが運命は気…

少女がくれた木曜日 [amazon][bk1]

気がつくと、見知らぬ世界にいた。周りには何も無い世界。 なぜ自分がこんなところにいるのかわからない。 ふと、目の前に現れた小さな女のことが言う。 「あなたは事故にあって死んでしまったんです。でも寿命はまだ残っている。なので、チャンスをあげます…