ROOM No.1301 #9 シーナはヒロイック!

千夜子だけが幽霊マンションと関係ないところにいて、でも健一の側にいる特別な人間なのだ、と。
「でも本当にダメそうなら、私に相談してください」
それが伝わったのか、千夜子はふと和らいだ表情を浮かべる。
「はい」
だから健一は自分も笑って、千夜子と繋いでいる手にちょっと力を込めた。
この手を離してはいけないと強く思いながら。

そろそろシーナ編も佳境に差し掛かってきたってところでしょうか。自棄にならないといいけど……→ 感想