ROOM NO.1301 #6 お姉さまはストイック!

その夜、シーナは酔っていた。
家に帰さないとまずいと思った健一は、歩けないシーナを背負い、夜道を歩く。
「バレバレでした?」
道ならぬ恋に悩むシーナ、いや日菜。
「でも好きなんです。特別なんです」
その想いははたして届くのだろうか。
そんな状況を佳菜に見つかってしまった健一は……。


今回はいつもと違い、そういったシーンは無し。
純粋な恋するものたちの悩み事。
千夜子とのシーンがわりと多かったのは個人的に良かった。


それにしてもいったい佳菜は何をしたいのか。
わからなくはないけれども、いまいちわかりにくい。
シーナとの突然の別れも気になるところだけど、これは後々語られることかな。


そして届けられた荷物。
健一の不安が少しずつ明確になり、更なる新たな展開と不安を呼び寄せるその荷物は、
今後においてどういう働きをもつのか。
入り乱れた人間関係から恋を愛を探し出す物語のシリーズ第 6 巻。


Room No.1301 (#6) - 新井 輝


前作の感想: ROOM NO.1301 #5 妹さんはヒロイック?