彩雲国物語 朱にまじわれば紅

即位間も無いダメ王の側近に抜擢された絳攸。だが王はまるで仕事をしない。
おかげで優秀な頭脳を持ちながら不毛な日々を過ごしていた矢先、妙な噂を聞きつける。
城内に幽霊が出るという噂を。
一計を考えた絳攸と楸瑛だが……。
そんな秀麗と王が出会う以前の「幽霊退治大作戦!」
影月と秀麗の出会いの「会試直前大騒動!」
風邪で寝込んだ秀麗を見舞う人々の「お見舞戦線異常あり?」
といった三篇 + ショートストーリィの短編集。


本編の隙間を埋めるかのごとく書かれたストーリィばかりで微笑ましい限り。
特に「会試直前大騒動!」の胡蝶は素敵でした。


いいかい。何を言われたって、女であることに誇りをもちな。
男と同舞台に上がっても、男になるんじゃない。
あんたは女として、男にできないことをしにいくんだ。

う〜ん。面白い。これでますます本編が読みたくなりました。
次作が楽しみ。


彩雲国物語 朱にまじわれば紅 - 雪乃紗衣


関連リンク: 彩雲国物語 はじまりの風は紅く