殺人小説家


殺人小説家 - デイヴィッド・ハンドラー
小説家であるホーギーの本へ差出人不明の封筒が届いた。
それはホーギーへのファンレターと小説の第一章。
そのセンスと才能に驚いたホーギーだが、さらに驚いたことに、
小説の内容と同じ殺人が現実に行われていたのだ。
やがて、小説が送られてくるたびに、殺人事件が発覚し・・・・・・。


久しぶりのホーギー & ルルシリーズ。
今回はかつての友人に焦点があたる物語。
それゆえに暗くなりがちな展開を魅力的な語り口とセンスある会話で
引き上げる。これは他に類を見ることが無い。
やはりハンドラーはすごいよ。
もし、ハンドラーの作品を読んだことが無いのであれば、ぜひ試して
みるといい。そのセンスに脱帽するだろうから。


この作品以降、ホーギー & ルルシリーズは出版されていないとのことですが、
新シリーズもあるというし、今後もハンドラーからは目が離せません!