とある魔術の禁書目録9

「……私は……助かる、の……?」
本当に声が出ているのか、唇が動いているかどうかも自信のない声。
彼はただ一言、担架に乗せられた少女にこう告げた。
絶対の信頼を与える、完璧なる笑みと共に。
「― 僕を誰だと思っている?」

運動会に紛れ込んだ不審な者たちが動き始める物語 → 感想