夢のあとさき おいしいコーヒーのいれ方Ⅹ

「お前に限ったこっちゃないが、このごろのガキは手間暇を惜しみすぎなんだよ。最初からラクして唯一のものを見つけようなんて気張るから、一歩踏み出す前から臆病になって手も足も出なくなるんだ。いいじゃないか、結果的に遠回りになろうが、失敗に終わろうが。いいか、ガキであることの特権はな、たとえ失敗しても許されるってことだ。何べんでもやり直しがきくってことなんだ。それほどの特権、使わないでどうする」

すれ違いが続くふたりの遠い道のりにひとつ決着がついたかな → 感想