ヒドラ HYDRA 1

「あんた、しっかりふんばってなさいよ」
えっ、とアラタは混乱をきした。
彼女はアラタの腕を、よじ登ってきた。
ぞっとそこら中の筋肉が萎縮した。
そのときアラタは、たしかに生理的な嫌悪感を覚えていた。
気持ちの悪いものが這い上がってくる。相手は女の子なのに、ぞわっと舌の置くまで張りつくような錯覚があった。

ミステリアスな物語。続編が待ち遠しい。 → 感想