2006-07-11 ヒドラ HYDRA 1 book 吉田茄矢 「あんた、しっかりふんばってなさいよ」 えっ、とアラタは混乱をきした。 彼女はアラタの腕を、よじ登ってきた。 ぞっとそこら中の筋肉が萎縮した。 そのときアラタは、たしかに生理的な嫌悪感を覚えていた。 気持ちの悪いものが這い上がってくる。相手は女の子なのに、ぞわっと舌の置くまで張りつくような錯覚があった。 ミステリアスな物語。続編が待ち遠しい。 → 感想