2006-07-11から1日間の記事一覧

ラジオガールウィズジャミング

「……来てくれて、ありがと」 「間に合ったのはたまたまだ。もう、期待するな」 いつも、口癖のように彼は言う。期待するな。甘えるな。 いつも、口先だけがうそをついている。 小さなラジオからは馬鹿みたいに明るい声が聞こえている。 「……私ってこんな声し…

哀しみキメラⅡ

「綾佳、十文字のこと好きだったのか」 綾佳は少し視線を伏せて、ごく普通の、何気ない会話のときの声音で答えた。 「好きだったわよ。でも、恋してたのかって意味なら……違うわ」 そうか、とつぶやいた。あいつの方はどうだったのだろうと、今さら意味のない…

ヒドラ HYDRA 1

「あんた、しっかりふんばってなさいよ」 えっ、とアラタは混乱をきした。 彼女はアラタの腕を、よじ登ってきた。 ぞっとそこら中の筋肉が萎縮した。 そのときアラタは、たしかに生理的な嫌悪感を覚えていた。 気持ちの悪いものが這い上がってくる。相手は女…

気になる本

桜庭一樹の「少女七竈と七人の可愛そうな大人」は、アンソロジィ「Sweet Blue Age」に収録されている「辻斬りのように」に関連する話らしいということをどっかで目にしたので敬遠してたんですが(「辻斬りのように」は合わなかった)、コモリケイさんの感想…

外でライトノベル読む時、みなさんはカバーをかけてますか?

まいじゃーさんのとこから。 本屋でカバーをかけてもらうことはないですが、ライトノベルに限らず本を読むときはカバーかけてます。ハードカバーの場合は、カバーをはずして読んでます。ちなみにカバーは Amazon でもらったやつ。何ていうか、自分がやってる…

甘い男

昨日あんなこと言いながら、もう頭痛薬飲んでたりるわけですが、まあ、日・月と飲まなかったという事でいいじゃないかと自分にはとても甘い男です。っていうか、頭痛になり始めのときにまだ飲まなくてもと、ぎりぎりまで我慢したせいか、薬飲んでも効かない…