アガルタ・フィエスタ!3 アトランティス・アタック

(アルシア……じっとしていてね)
しいっと唇を人差し指にあてて、詩奈は囁いた。
「は……はい。ごめんなさいですの。やっとお姉様に会えて、感激してしまいまして」
リュックの中に座っていた小さな人形が返事をした。
背丈はほとんどイセリアと変わらず、女王の民族衣装めいた服装の代わりに、優美な西洋風のドレスを纏っていた。人形の名を、アルシアといった。

前半が良かっただけにラストが悲しい…… → 感想