2006-07-31 リバーシブル 1.黒の兵士 book 水月昂 「ウフフフ……」 オレの胸に押し付けられた伊緒の口からくぐもった笑い声が聞こえる。 「ど、どうしたんだよ、突然……」 伊緒はオレの胸から顔を上げないままで、 「……だって滅多にないもの。こんなこと」 「こんなことって?」 「…………甘えられるチャンス」 「え?」 ネットワークゲームから始まったサスペンス → 感想